今年の薪能の特徴
2018年9月19日
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■ 世阿弥の作といわれている。低い身分で生まれながら、室町将軍家の寵愛を受けた世阿弥が、上流社会にのし上がっていく際に見たり、聞いたり、また自らの体験がこの物語を生んだのかもしれない。
■ 第5回公演(2001年)以来2度目の上演となる「羽衣」は日本の神話時代から伝承されてきた「羽衣伝説」昔話を典拠とした物語で、その中で最も知られている三保の松原を舞台にしたものが描かれている。
■ 富士山世界文化遺産は、富士山の美しい山容とその周辺の自然にとどまらない信仰の対象としての富士山と多くの芸術の源泉になっていることを構成資産としている。その芸術の源泉の中心をなしているのは三保の松原を舞台にして15世紀に誕生した謡曲「羽衣」であり、世界文化遺産登録の能曲といってもいいでしょう。
■ 欧州に能楽が白本を代表する芸術として広く知られるきっかけとなったのは19世紀の西洋モダニズムの作家たちによって「羽衣」が紹介されたからだといわれています。
■ 延岡の子供たち11人が今年も出演します。プロの公演に開催地地元の子供たちが出演するのは大変珍しものですが、本公演では10.年連続13回目の取り組みになります。今回は仕舞3曲を6人の子供たちが舞うとともに、連謡も行います。
■ 観客席を約1500人収容のお席を延岡城址二の丸広場に特設致します。また雨天の場合は、延岡総合文化センターで蝋燭能公演(昼夜2回)を行います。