Home > お知らせ > 募集2件

募集2件

2015年11月25日 募集2件 はコメントを受け付けていません

もう既に一件は解決したので実質1件。人が見つかったと電話があった方は、脚本執筆の精神障がいのある男性の口述筆記ボランティア。二時間ほど会場を貸してくれるところも、お住まいから今度開設される男女共同参画センターの辰身信子さんをおたずねなさいと情報提供。
そして、もう1件は日南市に産声を上げる介護、外出介助ボランティア育成組織「ジパング」のロゴデザインをしてくれる人。日南らしく浜木綿をモチーフにジパングの文字をあしらったものだそう。日南市のボランティアセンターにも団体登録して人を集める機運をロゴで盛り上げたいとは、岩切秀樹さん。
さて、こちらのロゴはご存じだろうか。
内部障がいマーク
野海さんが通う「吹き矢で元気」からの届け物を受け取りに来られた廣志秀月さんのバッグに付けられているもの。
内部障がいへの理解を広めるために付けていらっしゃる。オストミー(ご本人)の他6つの目には見えない内部障がいのある方々が気づきを促すために利用されている。本県でも昨年には、入浴時に下着を着用した温泉が黒川温泉のハンセン氏病患者への配慮が問題化された以来の全国報道(東京新聞)となって、県の患者さんのリーダーである廣志さんは詳しい。特に、トイレの問題には開拓期から係わっておられる。ぴ~すけカードにも積極的に取り組まれている。還暦祝いにオストメイトになったのだと22年の生活、仲間づくりをお聴きした。行政スタッフが先ず理解できる研修の機会を制度化することが目下の取り組み。29名参加の三股町役場でのオストミー研修のような力の入れ方を内部障がいのある人への理解の進展図として持たれている。聴きにくいレベルではなく、トイレにこだわり一つ一つ現実を理想に近づけてきた。野海さんも参加するという防災イベント12月6日生目の杜には、被災地用に準備されているトイレも公表されるという。便器の高さ、三角の土台に取り外し式の手すり、車いす利用者の使い勝手考えられたもの。そして器具を洗浄する備品等、また、痰の吸入と同等の医療行為的なオストメイト生活手助けと被災時のみならず、おいしく食べすっきり出すという大方の日常に較べたらは建物・そのトイレットに装備は極端に少ない。そして多数者の群れにしか目が行っていない消費社会の現実は遅々として改善には動こうとはしていない。都城ジャスコ建設の時に相当交渉したことも懐かしく思い出されるという。もう一つ、日向道の駅の障がい者トイレでは逆に間に合わない段階での意見が通ったこともあるという。野海さんが持つ持論「介助はヘルパーがという困った風潮」のために新たなバリアーが、そこをボランティアの浸透で丁度の社会へと似た課題がありそうだ。それぞれの専門性が常に開かれている、つながりを重要視するものであることは訴えられ続ける。来年度の差別解消法とともなう合理的配慮という言葉の咀嚼はスピード感を持ってボランティア側からも発信したい。たまたまMESCの代表理事から呼称について問われたが、これは自信をもって答えられた。「障がいのある方」という言い回しがすっきりしたのは昔のことではないことも付け加え、どういう言葉を使用すればという疑問を持たれたこと自体にリスペクトを送った。
さて、宮崎ダルクフォーラムは10年の空白を超え、20周年を全国的に祝ってもらい開催された。女性ハウスという看板なので日常のビデオも上映され明るい日常は賛同を呼んだ。誰しも頭脳で考え生きていることには変わりなく、思考にダメージを与える薬物の依存の害は普通の思考では理解できない。しかし誰だってトラウマ影響による脳内のトランス状態に嵌ってしまうことはありうる。その思考が薬物へと手を伸ばすかほかのクリーンな状態での回復を待つかが分かれ目のようだ。講演したProject HEAL (Healing, Empowering, and Living) に長い勤務経歴を持つナンシーセキザワは、そんなどんよりした未覚醒の中に埋没していた車暮らしの男性がロサンジェルスで回復していく過程を支援できたことで依存症者回復の道を確信していると述べ、アメリカ社会でのHIV患者との共生というニッポン社会とは開きのありすぎる状況下からの風を感じさせてくれた。
私も支援者としてスピーチさせてもらえたが。悲惨な私が次々に素のままの自分を取り戻す時に発散するオーラもまたクリーンな覚醒を呼び込むことを知らされたつい最近のことは述べなかったが、そのシーンはこうだった。ビデオでの日常の中に洗車のシーンが出てきたが、それを遠目で目撃したわたしにはみんなでわっしょいとばかりインド象をホースの水で洗っているように見たのだった。気を付けなきゃ我がトランス状態。原因はトラウマ。
クリーンであり続けることが真に生きることだということに気付けた仲間たちは、互いを祝い合った。私はトランス状態がゆえに前日に薬指を怪我した片手ともう片手でイベント的にも成功への拍手を贈ったのだった。

Comments are closed.