死者への旅
明日は第1木曜日ということで第7回土呂久に学ぶ講座(連続講座全10回)が予定されている。加えて、FBによるとミュージアムづくりの視察の旅途上、奈良のたんぽぽの家を訪問した川原一之さん(講座講師)とパナマ(帽)の播磨靖夫さんのツーショットが変わらぬ発しとしたご様子の個性をUPされている。コメントにはミュージアム構想に、死んだ人を並べるよりも・・・と播磨さんらしさがアイデアとして降りて来ていた。ボランティア史上、彼の言葉は常に我々若者を括目させてきた。そして郷土出身の興梠寛さんの理論でも武装した。どの先人たちに近づくかが、われわれのボランティア行動指針でもあった。すでに研鑽の場が開かれていた全国区シーンに、宮崎からの発信を代行してくださったのが川原氏。幸運なことに三氏ともますます目的に向かい邁進されている。我々はまだ確かな羅針盤を持っている。信奉リーダー依存症ともいえるが。
さて、体験を学びの場とする学習的側面(興梠氏)、ちゃいまんねん芸能でんねんボランティア文化・文明(播磨氏)、義を見てせざるは勇無きなり(川原氏)この三本を矢を番うとも「人をその気にさせる」ボランティアの入門の狭さを広げることは困難。しかし、体験から様々な学びを得て、心ゆらせ、義に染まったのちに凱旋する門は広い。その風を感じられる皮膚感覚こそ冥利に尽きる。スピリチュアルな相互体験も良しだが人類的な道に通ずる愛というよりささやかな安らぎが目標であろう。そんなシーンに居合わせ、地球に立っている実感をボランティア活動という旅、そのまんま「旅」であるそれぞれの人生がクロスし、響き合うこの「ふれあいの旅」と自分の出会い演出をどうぞ。
と、座ると言って、桟敷から電動に移った野海実行委員長が一言三言。「申込をよろしく!」そう記者も22名の中の一人。「同じアパートの女性も参加表明している」車椅子の数も増えそうである。うれしい悲鳴ではないか。今時イベントに人を呼ぶことの難しさは主催者にきびしい。だからあえて「楽しく」をメインに実行委員長は明るく、あきらめてない全然。こんな時は逆転の発想も良いだろう。被災とか入院とか思わぬ境地に自分を置いたなら、ひきこもりもあり、能動的にもあり、意外と未開発の可能性を見つけることにもなりはしないか。非なることと決めず自身の許容範囲をキープしつづける。ボランティアできる範囲もキープし続ける。やりたい気持ちが出るのを待つ。そんな安らぎの中で、10月15,16日が都合に合うのが一番。そんな人、22名募集中です。できれば、9月11日に顔合わせするのが二番。共同募金も支援してくれて、有料の参加費を工面できればワン、ツー、スリーで楽しい旅の一員です。できればリピーターになればより前向きな相互作用はまだまだ続く。
タイトル「死者への旅」と本文はうまく変換しているか疑問が残るが、回顧展示か?ボランティア的には常にこれからが大事。という二人のリーダーのミュージアム構想対話を参考にさせてもらった。こじつけになるが、幾多の旅を共にした人々、また故人をも巻き込んで「旅」ができることへの感謝を添えた記事と読んでもらえたら良い。