僕も!
ヘルパー制度ができて、ふれあいの旅で活動するボランティアも本業もヘルパーという頑張りの人も。とはいえ、ボランティアもヘルパーも自分の殻を破る場面もある。みんなでドドドーっと遊びに徹するふれあいの旅とある意味密接すぎる自立空間で酸素を吸い合う介護という労働。こんな日常と非日常のギャップについて、来室した婦人と話す機会があった。川南の美味しい土産は、帰路につく野海実行委員長からイカは宮崎DARCへおすそ分けされた。ちょうど、机にあったメモリアルフォトに写っている渡辺英之さんが情報提供者として、役目を担ったことも判明し、ふれあいの旅への参加から徐々に生活の場を自宅から社会の真っ只中へと前進させた仲間の近況が核となる午後の事務所での語らいであった。
丁度、後輩、しかも年の離れた養護学校同窓であることから、行く末に関心があったと旅日記の執筆の手を休め野海さんも激白。僕も!という共感が幾度も発せられたと記憶する。一年に満たないヘルパーとの関わりなしには成立しない自立生活当事者歴を相当な年月、そして2回の入院歴にはたまた懲りた経験の先輩野海さんの計画は、ヘルパーなしを念頭に置くに尽きるのだそう。
かといって、馴れ馴れしく立ち寄る妻夫木くんのような若者は無くて、予定以外は出ないことで生活があるようだ。だからこそ、彼のビジョンはボランティアのためのふれあいの旅になっている。
突然、妻夫木くんが名指しされたが、映画「ジョゼと虎と魚たち」は池脇千鶴(女優)が友井絹子さんばりに生活と格闘する。いっぱい元気をもらう名作である。
時間は過ぎ、映画への言及はなかったが、まさに今、若い女性の開花真っ只中であることはその感受性が非力な今でこそ養われてることを知らせてくれる。元祖、女性は太陽であったという権利運動で勝ち得ていった女性性とまた同じで彼女が野海さんも振り返る「怯え」のバリアを消し、あくまでも生きるに徹することに少しでも共感を送りたい。
野海さんの僕も!には、もっと主張すべきはしよう!ともの意味もあるようで、婦人の事務所来訪に対して、懸命に受け答えした、言い切ったとの余韻を残し、電動にイカの冷蔵を提げてDARC経由で帰路についた。また、FBの写真をパフォーマンスに参加した時の転がる姿に変えたとも誇らしげに見せて、まだまだ本当の自分へと自立生活当事者は転がる覚悟も垣間見せた。そんな彼を応援するメールも。実行委員長への返事として留学高校生がボランティア志願してくれる。門司かはたまたキャナルか?異国の高校生ボランティアと時を過ごす。とりあえず妻夫木くんをイメージしておこうか。
事務所の前は、夜間の出入のカギの受け渡しの守衛室。ミーティング の部屋を開ける ニーナがイカの礼と近況を告げてくれた。同世代の女性の生き様は多岐にわたる。本日の僕も!の仮にジョゼ2世も家族の愛で力を付けヘルパーとの関係性に怯えず、機関車のごとく進むのだあ。