しがみつき
来年の行事研修のフライヤーも初旬のは出始めた。気に留めていたアディクションフォーラムは新富町での開催。福祉総合センターの夜の部で毎週繰り広げられているGAのミーティングなどが勢揃いの地域性、地域に生きる仲間の力の結集で回復を求めている事例は確かに積み重ねを積み上げている。
1.29.日
第19回
アディクションフォーラム宮崎
宮崎県児湯郡新富町上富田
新富町文化会館
TEL 0983-33-6205
10:00~16:00
¥ 1,000
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当事者という文言も定着して、自助という概念も実践により定着する現代、価値観はゆっくりと変容せざるを得ない。
フライヤーにはしがみつきという言葉が目を引く。ミーティングの各自の発言を総合して何かにしがみついている情況だと、互いを正しく認識し合うことができる。依存という専門用語は人は何かにしがみついて生きていることを表している。薬物から趣味にいたるまで支障をきたしはじめると我が姿は、対象物・行為にしがみついている。
はたして、人間と過剰なしがみつきの図は、総体である世界にも広げるとまったくもって一緒なのだと思わされる。たしかアディクションフォーラムへの参加は延岡であったときにダルクのコウさんらに連れて行ってもらった1回だが、ボランティア活動家としての自助のリーダーたちとは少しずつ面識が繋がった。しかし、親密に知り合うのには限りがあるので思い込みの域でしか交遊は結べぬが、広報やヒントの提供はボランティア協会事務所の使命である。特に障がい者系のつながりは80年代からの発受信を止めていない。今は一中小NPO法人として自由度も増して、しがみつきもゆるく展開している。
自助グループ自体のサイクルがゆるやかに開放される時代こそが、一つの完成ではなかろうか。
クリスマスシーズンに合わせ、県福祉総合センター外周には作業所のみなさんがたの手植えのパンジーが等間隔に植え替えを終えた。リヤカーに土とジョウロなどを積んで丁寧な仕事ぶり。仕事が前提となった支援法。仕事そのものも楽しく再開発されれば、就労できる人も増すだろう。そのための政策のスピード感は求めたい。