歳こし男
水曜日、早いねー!の事務所の面々に迎えられた野海靖治さん。先週、JR駅頭で迎え車両に乗って以来。やけにさっそうと48歳の道を驀進中の気配。車と接触した直後であるというが、小事にはこだわらぬ勢いで、亀さんが敷いてくれた座敷に座す成りipadに向かう。そして、見よ!フェースブックの百越えいいね!を示した。酔った勢いで3シーンビデオを撮らせてくれたのでUPをそそのかした当夜だったが、当事者が自己表現の意をますます強くした結果となり良かった。3時前にはすでにヤッド隣の子ども文化センターまで外出して、入れ替わりに和田ッチが事務所でMESC事業に今後どう食い込んでいけるか相談中。少なからずこの事務所は男性障がい当事者の梁山泊化を続けている。その和田ッチも野海さんも夜の会議まで残る。「菊永恵子さんを偲ぶ会」実行委員会が一カ月後に開催されるイベントの内容を練る。
低床リフト路線バスに乗り、最後のわたぼうしコンサートを後にした世界で一番動いたであろう偉人。氏の場合は妹さんの急逝から独居に入るのを機に隣家が老人施設になっていたという事態が功を奏した。出歩きは無理であったが生活圏の中での見守り、相変わらずの若い人との奮闘の日々の内に後期高齢期を終えられた。あの気迫のこもったは咆哮は地域の文化財でもあった。さて、今夜の目論見で菊永さんの足跡、わだちはどうふりかえられるのだろう。もう、誰の電話口にも切れ味の良いセリフは聴こえてこない。しかし本人も予想だにしなかったであろう花の会で惜しまれ、彼女があきらめきれずに挑み続け、ついには手を離れて行ってしまった紙片が周りの人々のこころの広場に花を咲かせている奇跡はあったことなのだ。