集金の巻
2017年5月31日
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午後から雨の予報に備えた姿で進んでいると、携帯が鳴り出ると野海さん。「休む」、「ふれあい」と会話を交わしながらの路地侵入の車に驚くとドライバーの婦人が笑った。滅多にない生電話、かっては周囲の人の手を借りて連絡が急用であることも1回はあった。本日のは体調管理のためのお休みなのだと明るい雰囲気で互いに切った。干支ではプラス4つ一回り上の私も顔面内部空間がすぐれず、一緒に休んぢゃえとなしくずしの気も起らぬではなかったが、凛としたメールで納宏子さんから会費を取りに来てとあっていたので、野海シフトを納シフトに変更して集金に伺うことにした。高松橋を渡り、小戸神社を抜けお住まいに近づいた角で、理容一番のネオンが回転しているのに遭遇した。復活したようだ聾者の竹下さんのお仕事。あつらえたように外でメダカの水槽なぞ眺めてらっしゃるではないか。とっさの手話もどきで2時に戻ってくるので調髪をお願いしておいた。結果、爽快な集金旅行となったのだった。
さて、納宅に上がりこむと、女史もたった今京美容室の出張カットでさっぱりされ元気がみなぎっておられた。菊永基次さん、故恵子さんご主人から先に花をおくる会の連絡があり、ろんぶるコーラスの岩切政利さんには伝えたとのことだったが、先ずは新機種に換えた携帯電話の使い勝手にことのほか喜んでおられた。お札を取り出すしぐさも滑らかで恐縮しながら頂戴した。今期、ケアマネージャーが交替したという事で明日が顔合わせらしい、早合点ではあるがこの左頬を下に横臥する初老の婦人がただものではないことをアピールするチャンスだと、明日も来ますと宣言した。ボランティアとあいまいに呼ばず「かつぎて」と福岡NPOセンターではプロジエクトを推進している。エコマップで描く納宏子を中心とした生活圏にはわれわれおせっかい連中が加担した系図が重なり合い、彼女から順に友井絹子、菊永恵子へと波及した力の循環は、ようやく彼女へと戻ってきている。介護分野はヘルパーにお願いし、本日でた課題「自分史」印刷などは社会的テキストになりうると承諾した。