今は白い人
2020年9月2日
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舞台を愛する県民そして電動者である野海さんと天満タクシー利用で29万の雫2020版を味わった。舞台の力には圧倒されるが、その不思議さは照明効果だと思い識る。絶妙に創られた「闇」「無」そこから役者の身体、言葉、効果音が展開するので座席もすでに牛舎豚舎の中に在るリアリィ。
県劇イベントホールも年代を感じさせるトイレのつくりで、開の緑大釦を代行し、外へ出ると劇団ゼロQの前田晶子さんが「野海さん!」と走り去った。のは流石の演劇ヲタクの面目躍如。
獣医師と放送記者の二役の役者さんは見事に現実と報道の間を演じてくれた。何回となく車ごとの消毒を受けた近郊在県民として実情を追体験できた。舞台化に真剣に取り組んだ岡田心平さんの猛烈さはけものたちの霊を呼び戻してくれ、3度目の刷新されたコロナ禍下の舞台はまた、闇に還った。