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弱さパワー・野海実行委員長緊急入院に寄せて

2014年8月14日 弱さパワー・野海実行委員長緊急入院に寄せて はコメントを受け付けていません

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咳き込みの激しさに、掛かり付けヘルパーどこドアの幹部に大島通線生協病院にERされたと、火曜日事務局ボランティア生駒氏から一報。さらにふれ旅にも個人参加するヘルパー黒木氏より詳報を聴く。
ところで、春夏秋冬を駅や福祉センターを中継しながら街の散歩を日常とする電動の人を想うに、我らそれぞれの持つ弱い部分こそが光を放つことを考える。弱く汚いと避けていては、とんだチャンスを逃す事になる。たまたま厳寒の駅前交差点で洟をたらし不快そうな氏とでっくわした時、駆け寄って首の手拭で顔をぬぐった時があった。氏はスッキリし、私は現れたハンサムな髭面にうっとりしたものだ。すぐに行き交ったが、わたしの方に美と云うものを識った気づきにごちたものだ。
自身を振り返っても、組織的にもぺーぺーでなさけなさばかりの頃に記憶をもどせば、もがいている自分の姿にこそリスペクトできることに確信を持つ。もーダメです。できません。と演技がかってるかにみえても底の底に近づく事ができると、そこに案外ぼんやりと光が発していて救われてきたものだ。そう、春や秋がゆっくりと自然の安心な成り立ちを操作してくれるが如く。
ベッドに居て、ナースや医師の適度な、もしや過剰な気持ちを込めたケアを受けているだろう野海さん。回復すれば再び街に出て風来坊として好奇心と勇気ある人々と交流を重ね、秋には本番の佐賀へ旅団を率いる。
常識的には情けないことが、ちょっとしたケア交流のきっかけとなることの実験台を認じながら。
もし、咳き込みが収まらぬ電動の人に遭遇することがあったら、気持ちだけでいいのである。少しポジションを整えてあげられれば、尚いいし、気持ちだけでもちろんいいのである。歩道でたたずんでいると、勝手に反対側に連れ去られたというおせっかいボラエピソードは、野海氏のリスペクトする松兼功氏の著書に出て来るし、よく甲斐聖二氏がライブのMCに言うものだ。
写真は、宮崎・国富でも公演して行った北欧のバンドEKO.弱さパワーを炸裂させて帰国して行った。

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