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サロン ド ぴーすけ

2015年2月15日 サロン ド ぴーすけ はコメントを受け付けていません

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拙宅の玄関ジャンクギャラリーに、展示ぶつが一個増え、生々しい記憶が十数枚ファイリングされた本日、そして県ボラ協会は主要事業ファイナルを完遂した。前々回のドキュメントにプログラムをお知らせしておいた。その振り返りをご参考までに。
圧巻は、二人の電気椅子パフォーマーの渾身の体躯、言語表現であったことは参集者一致であろうが、この多世代同居サロンの賑わいを初体験した街中オアシス感は、トレンドそのものと言えよう。

観光都市のプロキャンプシーズンに沸き返っているものの、大学の町だった昭和に比較すれば灰銀色を選ぶだろうここ中央西地区界隈。政府の改革は元工学部跡地のJAをも巻き込みますます地域自立の下地にあらゆる草の種を蒔く終末感をたたえている。
しかし、新大学に蘇った宮崎公立大學も最新の授業内容の成果物をご近所さまにフルに活躍していただく今回のワークショップをして確実な事例を示した。地域を蘇らす新細胞が本人である私たちの体内胸中に着床し今夜すでに増殖をはじめているではないか。
会食を交え、カルタに興じ、ストレッチを体感と説明の順序は前後するが、身体から取り憑いた徒労感を幾度か払い除けた部位に、スーッと元気は入ってきた。メスカの亀澤さんが流れを読んだ色での感想を求めた時、高齢者を代表するかのようなご婦人は、ためらわず「老人イジメっ!ですわ」と見事に逆襲のスピーチを満面の笑みでしてくれた。とても勇気あるトーンで実にチャーミングな謝辞でもあった。体験感動型授業のクライマックスの色カルタ遊びのあのテーブルの進行は推測しかねるが、わたしのテーブル6人の盛り上がりから想像するに、それぞれの取り札の色は回想に火を付け、一瞬で若葉の頃の香りさえかもし出しはじめたのは間違いないだろう。

イベントの評価基準は、動員力、対費用効果とあろうが、予測される波及効果の点からいってもふれあいぴーすけは成功と発見に満ちていた。そのことがトレンドの証明である。
方程式はこのように分析、まあ私論なので文責は私として。先ず、完璧にバリアを取り除けば、そこに真理が萌芽を出し始める。このことは障がい者を正視すること、つまり野海さんの「知る」を体験したこと。本当のことを知る。知れば自ずと答えを活きれば良い。宗教でも魔術でもサービスでもなく、ひたすら反応を掴む連続体の自分への気づきがあるだけである。
まるで掛け算九九を言える喜びを授業で獲得していったような、慌てなくても充分人生には時間があることさえ知ることとなった。
わたしのレポートはこれだが、多数の参加者には、もっと宝を見つけた方々がいるやも知れぬ。同席した皆さんへ感謝と感動を伝えられる方々も多いと思われる。誰も名残を惜しまず生活にもどって行かれ、爽やかな空間が大學にはあった。

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