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アートたけし展トワイライト割

2016年5月25日 アートたけし展トワイライト割 はコメントを受け付けていません

アフター5のアートセンター

アフター5のアートセンター


私用で、宮崎山形屋YYパーキングに入庫。駐車料金に悩んだが、アートセンターへの矢印に誘われるままに「アートたけし展」を鑑賞するにいたった。
シャッター街化から抜け出るための方策が練りに練られている様子は、愚息や野海さんなどフロンティアが戦後復興マーケット群の廃墟に暗躍するのを頼もしく思っていたこともあり、最新の様子をウオッチ回遊することとなった。我らが故郷にUターンしたのは80年代初頭でバブル景気の沸点もこのまちで体感した。
そうしてミレニアムを経て押し寄せる過疎化の波は、国内では都合三つ四つの被災に拍車を掛けられ、本県では特異な火と嵐、ウイルスにも見舞われながらも果敢に人間性での勝負が続くという新ひむかひなた神話。
また、ミレニアム期はNPO台頭期であった。誕生、揺籃期からの元気坊、宮崎文化本舗はアートセンターにも仕事を創り、馴染みの宮崎キネマ館支配人名田敬仁さんが配置換えということでアートたけし展のもぎりにいた。彼が差し出したフライヤーは上手くまちを回遊させるマップも。トワイライト割で100円引き、YYパーキングも200円のところが140円と得した気分で、やはりビートなたけしの構図と色彩、本物の勲章2個には圧倒された。たけしの親近感は自己主張のままが周到に作品やパフォーマンスに収斂されていることだろう。前知事の名付けが「そのまんま」とはすご技で、個性は犯されてはならないという真理が皮肉や超自我の振幅で表現世界を飛び回っていることに驚き、愉しむファンがいる。自らのクラッシュ事故が原因で脳内での変化がよりアートへの興味、作画衝動を呼び覚ましたという解説。オフィス北野という会社との事業展開は、医療系エンターテイメントに功績を広げているのもうなづかされる。我々播磨靖夫チルドレンは、エイブルアート、アートミーツケアとボランティアシーンでの覚醒をアート化する範疇にいるつもりだが、たけしによって描かれたアートには自閉の人たちを先鋒とする戯画にもましてのオネスティーを感じることができる。ルサンチマンをも手放した精神世界の様子が、確かに癒されてきたたけしの航跡を見せ、また、鑑賞者を航海へと誘うのである。表現の世界が失われない限り人間は大丈夫という頼もしさも保証してくれる。

水曜日定番の野海さん、本日は梅雨入りの気配で、食事介助のヘルパーが先に到着して、ラウンジで待つこととなった。自立支援法のシステムを組み立てておひとりさま生活を持続する野海さん。その言動はたけしの戯画のどこかに描かれているようにも思える。この世界をあらゆる角度から俯瞰するかのような大壁面。感激してばかりではおれない。我々も社会像を描くタイプの人間としてボランティアの場に居続けているのだから。

猫のモチーフや天使等のフィギヤ使いも目につき、春のお楽しみだったねこ展が今年の前半はまだ続いているよう。まちなかでは地域🐈との共生も進行している。その個性でお互いが受け入れ合う🐈世界人間世界。ありのままが許容される世界が簡単な住みよい社会づくりなのだとトワイライト気分となった。

㊟34周年のゴローズケーキのフライヤーはもうまちなかでは営業していない。が、まち最盛期末期、テョコレートケーキが若草通で人気を呼んでご当地OLとデートした様子など、愉快なシーンを描きたいものだ。

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