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2016年5月30日 BASE はコメントを受け付けていません

右端のリーダー「ショウロブ」てにゃわん宮崎精神の洗礼受けた2006年

右端のリーダー「ショウロブ」てにゃわん宮崎精神の洗礼受けた2006年


バングラディシュ 🎶バングラディシュ♬ジョージハリソンの声が被災地への注目‼を喚起した。NGO活動支援のあけぼのであったろう。二つのパキスタン国の一方から新生バングラ国が誕生し、ハイジャック事件の中継地点で脚光を浴び、ベトナム戦争からの難民、ボートピープルが西都市にのがれたアジア交流史を経て、遠くても近しい国旗も兄妹のような国は、我々と一本の紐で繋がっている。それを演出して下さっているのがAANである。もう、ここ10年はご無沙汰しているが、両脚切断のショウロブ青年、現在は義足のフェアトレードチームリーダーはポジティヴなナイス友だちである。
   貧困や障がい者福祉と、同じテーマを共有している点で、絆は一瞬にして深まった。2006年の今頃であった。その時限りで、フェアトレードのやり取りは中断した。しかし、時折、「そっちはどんげしちょっとや?」と声を掛けてくれる。最近では、14年目のフェアトレードの祝祭を知らせてくれた。何とかして、障がい福祉の仲間が落ちこぼれないようにと貿易で小さな積み重ねを広げている様子は、かっての昭和末期のひなた県各作業所時代を彷彿とさせる。
   しかし、福祉制度化を待ちきれず、貿易でやりくりしようなんて!すごい!アジア的!。制度をあてにしている島国は、被災同様、構造の脆弱性をもつのではとも考えられる。
  外国の消費者に、福祉的成果物を使ってもらうことに頑張る集団。しかもその相手先進地に寄せる想像力は、オバマ大統領に10年先んじて、来日時に当然のように長崎慰問訪問を果たした事で、我々に真摯な生き方を刻印して行った。
  彼らのあっけらかんとした、フェアトレードにかける使命と笑顔は、次の世界がフェアトレードで満ち満ちている世界になっていることをまんざら空想に終わらせない鼓動を独特の音色で響かせている。

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