マーシャル風おもてなしとは
辻会長宛名の郵便物2通を公立大研究室にお届けした。直接顔を見せるのは珍しいことで驚かれた。先日顔見知りになったヒューニコル先生は退官されたまの勤務とのこと。念のため開封していただいたものは事務局に持ち帰った。そしてメールでの広報がこの国際交流講座。タトゥと記されたフライヤーを良く読み込まないと誤解するがなあとおもいつつもワールドワイドな考え方がいることは間違いない。
さて、本日の野海さんはメールでリストを送ってくれていた。何やら忙しいにもかかわらず副会長を安請け合いしたようで、県福祉総合センター本館の利用の仕方を教えてもらいたい一件もある。トイレ後に管理室の方から親切な説明をお聴きした。まず、使用団体の登録を済ませ、そのためには団体の規約等の提示がいること、その認証後は当館のサイトから空き状況を調べ、申し込みはメール等でも可ということ。多分どこのセンター利用も同様だろう。ただしふれあいサロン部分は少人数であれば開館時間内は自由に利用可。
そこで、マーシャル諸島のおもてなしと題された講演から期待できる考え方に考えをめぐらす。
我々がNPO的運営を学ぶ過程で非常に参考になったのが加藤哲夫さんからの発信だった。ボランティア初期には「わかる福祉」だったりJYVAからのグラスルーツ、現ウォロ(月間ボランティア)だったが、仙台市で開業する自然食品店の一隅でカタツムリ社を置き市民運動のノウハウ書的な出版を精力的に展開された。残念ながら震災が小康状態のころ数本の縦糸横糸を編みこんだ一大タペストリーを残し逝かれた。その出版の中でも注目を集めたのが「覚醒のネットワーク」上田紀行著であった。悪魔祓いというスリランカの風習をフィールドワークされて見えてきたものに近代と対峙する知恵があることがおぼろげながらも知らされた。
協会界隈でも、シェア団体がIT教育を得意とすることで今どんな悩みが世間に渦巻いているか福祉の枠を越えた解決策の数々が飛び交っている。そこでは「困っている」がキーワードのようで当事者が「困っている」ことをケアできなくて「困っている」という失礼だが滑稽な現象から抜けられない様相。それを解きほどく方法として、元来ネイティブな世界では魔術を使う。しかしそのプロセスは人間の根源の回復力を呼び覚ますことのようで。ひいては近代化と引き換えに失った力だと思われる。
もう少し、自然や原型というものに習う習慣をこそとりもどそうと文化ひいては経済そしてかじ取り役の司法行政にも変化をうながす思想の多様性を学び続けたい。
野海さんのかかわる団体しかり、これまでボランティア協会が知った活動しかりグループ運営の段階からビジョン到達までには当事者たちの知恵のみならず魔術的要素の必要性もありうる。沖縄から吹く風は進学当然ではない世界から多様性が育てる人の輝きらしい。さらに南の世界が染まることなく地場の常識を形作ってことを知ることとなろう。その魔術性に正義が問われなければならない。
水曜日の事務所は喧騒と混沌とわいわいがやがやで定時が過ぎようとしている。多分この異様な熱気が知らず癒し効果になっているはずだ。わいわいがやがやで行こう!これからもずっと。