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全身全霊

2017年2月22日 全身全霊 はコメントを受け付けていません

少し事務所入りが遅れた。待ちわびたのか野海さんはメールと指示。気分は稲ちゃん流にばかあー!!!!!だったかも。メールには本日の日付が入り、旅日記出版のことと、日本福祉大学通信制への一年間継続申請の手続きの用件が。PDFへの記入に手間取り、郵便局へとあせる気分の文豪をトイレ休憩の後、送り出した。しかし、ほどなく雨にたたられ帰還。ばかあ!!!!!な気分が深まったようだ。そのばかあ!!!!!にひるまず、稲ちゃんの後継者としてどしどし外出活動に励むように応える。タイミングよく飫肥の岩切秀樹さんよりFACETIMEがかかり、明日の都城(高崎)同行を打ち合わせた後、封筒に収まった継続願書を写し勉学ムードが広まることとなった。

さて、ボランティアセンターの印刷機器ブースが撤退した空間、ワーキングルーム入口に雛人形が飾られた。

ひとが発する全身全霊

不随運動がしょうがいと呼称され、差別の心に油を注ぐと考えがちだ。しかし、静観すると不随運動をうまく制御して、電動車を運転し、ちゃんと7000円也の車の保険にも入り活動する姿は全身全霊をかけている。一方で行動に慣れた大人たちは随意に身体を使っているようにもあるが、いつも真剣さを伴ってはいまい。加齢とともに眼は焦点をぼかし、排尿機能にも不随な兆候が出始める。これは実感する。元々不随なひとがたくみにそう、全身全霊で自分と機器をあやつる姿は学ぶべきである。全身運動こと健康維持のベースである。簡単にできてしまっていては積み重ねや改良、工夫の知恵も育たない。そんな流れで加齢に入れば危険なはず。

だから、みんなが求めているボランティアってやつをやってみるってのはいかが?それこそ全身全霊で取り組めば結果は安心につながる。手助けを求められている瞬間、全身全霊を傾けることで相互関係が成立しうまく行く。また、両者とも余計な怯えを消し去る全身全霊さこそが無我であるともいえ、限りない力を自らの中から発し、やさしささえ帯びる。誰とでも交信可能スキルを身に着けられる。意識しなければみんな同じ人形。そこに全身全霊を傾けることでひとらしさは身につく。対象に全身全霊を試みることで意外と真の自分も開きはしまいか。ボランティアは無償性を越えた全身全霊性を試す活動である。

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