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みやざき国民体育大会’79の回想

2014年10月13日 みやざき国民体育大会’79の回想 はコメントを受け付けていません

image市役所前のクリニックが主催のケアに特化したサミットがサミット施設で開催中。
私史と重ねると帰郷前、在京学生の頃。表題は県域のボランティア活動が進展を遂げたと記される、併設の身障碍スポーツ大会へのおもてなしが観光魂とシンクロした事実。
食で交流する場で、県関係者が地域回想と台風をからめて参集者をリラックスさせたエピソード。前前々の県政の変わり目、このサミット会場などリゾートへ舵を切るイントロダクションは、台風に縁があった。節目節目にこころまでを揺さぶる環境変化。自然な、人為意図的双方が織り成す事実には、小さな個人の動静をも一織りを成す。すべての人の、小動物までも含む、万物誌。

基調、セッションで地域回想法のイロハをみやざき的バックグランドの会場で受講している。そもそも、コミュニケーションが意味するところ、穏やかな生活が一瞬で変化する、病から災害まで心的傷を負う個人へのケアには、何を念頭に置かなければならないかを学び、頭と身体も座席のままで使いかんかくとして身に付けることもできた。
隣席は老人施設の方、認知症にまつわるケアのスキルとして熱心に学ばれた。

旅の後、雑談で渡辺純子さんがつぶやいた。最近特にボランティアへの心構えが問われている、前はやり易かったとの意味で、少し前の地域水害での避難所でのお手伝いと近々報道されている自己責任的活動報道とを。

基調講師は、まだここ数年の状況と理論を擦り合わせる段ではと前置きされ、続けてきた地域を回想させる研究調査が、回想当事者のみならず同地区での生活者へと明るい力の素となることを提言される。

この手法、この手法と様々な療法のコラボレーションがケアの現場では、目覚ましい効果を上げていることが岡山からの講師により学ばされた。

ポスターセッションというフロアーの場では、実践事例を聴き、スウェーデンの療法楽器などの奏法デモに感心がむいた。説明者はエコーの宮崎公演話を聴いて、大滝氏が在京と反応された。
そして、博物館を回想法の為に利用する、また自体が箱物・歴史学習に留まらず先人とのこころの交流レベルに進化しようと考察している事も識ることとなった。

そして、写真のベンチャーズのノーキーの回想へとサミットはリンクする。

サンデーラジオ大学の薗田さんの番組をカーラジオで聴いたときは、ギター趣味の細見ドクターが旧県保健所デイケアにもステージを作り、あの場所が精神障がいの友人たちとの出会いがあったと回想した。
昨夜の会食の場に現れた、ノーキーはクラプトンの曲に続けて童謡富士の山を奏でて、ますます、私達を回想へといざなった。
今日のトーク、コンサートでは、テケテケサウンドをへて童謡に到達した一大スターが、ジョニーデップ同様の先住民回想を語り、弾き、彼と合衆国開拓の事実を教えてくれる。

先般の共同連熊本全国大会もだったが、名古屋からの発信にここのところ縁を深めている。日本福祉大OBもまわりには多い。文化と商いを取り持つ中間グレーゾーンにケアの華が咲く日本地図みたいである。
しかし、地域は、そこに住む人の守るべきもの、そこにケアがもたらせられない限り、回復は遠い。
認知症のある人たちが回想の過程で癒されること、トラウマが赦しで織なおされる事実を社会はどう評価し、反省すべきか。
台風は沈思する刻を運び、やがては去り、地域と私たちが残される。

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