Home > お知らせ > 何かパッと面白町内会談義

何かパッと面白町内会談義

2015年3月18日 何かパッと面白町内会談義 はコメントを受け付けていません

image
宮崎県廰別館に集められた10名のマネジメントアドバイザー同志で研修内容をシェアしあい、次年度への今派遣事業への意見を交換する談義に加わった。メールでは翌本日KITTENにて開催・辻会長出席の宮崎県NPO政策会議に関する連絡が回る。怒涛の年度末といったところ。地域生活活性化に専門性を持つNPO等が協力する仕組みはまたたくまに日本国全土を覆い、昨日隣席のアジア砒素ネットワークのように海外での問題解決力を飛躍させるつわものも混じり未来を担うべきおとなたちのチャレンジは果てしない。
一人、事務所番にランチのサンドをぱくついていると、最長老ボラが「ポツンと寂しそうじゃが、鼠に引いて行かれんごつ」と黄色いエプロン姿で、時世と依る歳並みでボランティア町内が以前の活動衝動にも過疎化が押し寄せもはや潮はすっかり引いた線上を歩いて帰って行かれるようであった。出入りがないのを良いことに棚の各団体、会員の発信に目を通すことができた。活動の過疎といえ、百はなかなか切らぬ協力者である会員数はここ事務所を灯台のように位置確認をしながら並走して下さっている。
後ろからページをめくる癖で思わず読み引き込まれたのは「ほのぼの新聞」。スローライフだより39の下に並び「セボネ」と肩を並べているが、若い障がい女性個人会員が思い立ち表現する喜びの実践報告を劇団女優らしく綴ったライト感覚な発信。引き続きポツンとした事務所の私を置いて作業所の清掃作業のメンバーは仕事を終え去る。かってここ事務局ボランティアから母親発の福祉を旗揚げした「仲間の家」がめぐらすセーフティーネット内でのゆるやかな生活一団は会話がまるで演奏を聴かせてくれるようだ。同系の「いつか」や「なのはな村」は美味しさまでもレストラン営業する。しかも福祉領域からより横へと社会を包み込むばかりの勢いを秘めている。そこにはほんとうの美味しさの提供の発信がある。88年数人で派遣の栄誉をうけたワシントンDC視察の宿舎フォーエイチセンターのレストランがそうだったことを思い出すと、会員を通して観ても福祉施設の力は目標に到達していると感じられる。皮肉なことに公的配慮が分散したものの効率も悪化する企業倫理のブラック社会に若者が喘ぐ様相は予期できなかったようだ。意外な勝ち組負け組のラインが引かれていると言えまいか。(この断言は早々に引っ込めたいが、かってのボランティア的鍛錬錬磨が結実し、まだ先を目指す元作業所業界の潜在起業力は社会現象と反比例していそうなのだ。)誰をも見落とさないやじろべえの支点でありたいと名付けられた施設名はその役目を行政指導から代行し続けているようだが、この支点たる首長の館県廰にも枯渇したかに見えねど個性的な人材育成にはまれば高度成長期の指導力が蘇るはず、ほしい、と思うのである。メンターである。官民連携が悪い面を増幅し合ってるのでは、(これも早く引っ込めたい)かって大阪ボランティア協会は市民プロデューサー講座をひらき、今はボランティアスタイルと銘打ち自発性発見のきっかけにボランティアシーンの有効性にこだわり続けてきた。当協会も事業として自己実現は自発性の発見であることを研究しあいたいものだ。ボラの意義はスモールイズビューティフルほんとうのおとな像を模索する小舟の航海のようだし、当協会は先人らによりその航海の灯台であらむと設立された。

追記、事務所が留守でも、リサイクル品寄贈の方に手土産として取っていけるようにfor you…
などを置いて情報発信力は磨き続けたい。

Comments are closed.