わくわく市
わくわく市で買い物の協力はできなかったが、また、来月末にはお気に入りの木工を手にいれようとイオンを後にした。
そもそも、11日のイオン黄色いレシートデーには、協会の箱が気になるため買い物必至なのだが、別件でイオンには行かざるをえぬ。それは、ペットボトルのキャップ投入箱が、現在そこしかないため。協会は電友会の活動と連携して収集を呼びかけてはいたが、現在引き取り手はない状態。引き続き集まるキャップは小袋に分けてイオンに届けるという二度手間の状態。地域でも取り組みはあるようだし、特別に取り組んでいた電友会が辞めた後、ボランティア協会では仲介を中止しております。
さて、買い物でごったがえすイオンをさらに奥に進むと、わくわく市をやっていて、旧知のボランティアさんがエデンの園職員として売り子で立っていて声をかけてもらえた。元祖施設発の陶芸で先陣を切ったエデンの園にも新進の職員が登場して脈々と窯に火を入れ続けていることを紹介してもらい、野の花とコラボさせた作品は、同じ郡部の施設天領の杜でも苔玉として売っているようで、売り方にも進化があるのだなあと再認識。
はばたき作業所のさおり織りやダルクの工芸など、売れ行き以前に地域に在るオルタナティブでダイバーシティを感じさせるメッツセージ性に注目したい。さらば消費社会とまでは行かぬとも、生活のことを真面目に考える時、共生は切り札である。施設入居100パーセントの老後など不可能であり、生活と文化の両立は福祉からの提案である。
制度上のニッチな部分は小さなボランティアでも補完できるならポジティブに考えられる。ましてその目的のNPO法人は現に増殖しはじめ20年過ぎる過程で評価が定着してくる頃である。
売り場数カ所で会話をしているうちに福祉のプロフェッショナルたちとのボランティア的つながりを持つきっかけとして、わくわく市を市民は考えれば良いのだと更に納得した。好きなブランドを愛する消費社会となんら変わりはない。
といったところで、出口では刑務所製品の即売もあり、こちらはより購買欲を刺戟する商品が多く、福祉VS法国家の縦のラインではべつものではあるが、受刑者の社会復帰にも関心を寄せられるのがボランティアの自由な立場であるので、普通の消費社会とチャリティ色の強い作業所系がしのぎを削るような展開が正常な経済の循環であろうことを信ずる。どんな仕事も尊いということを、儲からない仕事ボランティアの立場から考えた最終セールの賑わいだった。