そして31回は終わる
「辻会長のお人柄と皆さんの活躍ぶりに感動し・・・。主人なしでもボランティアとして是非」一巡して一言感想を前列のご夫人が上手く取り纏めて下すった。当事者のご主人は真剣にこの盛り上がりの旅にどう加勢ができるか考えたいがとポジティブな発言だった。バスは順序が替わりリフトバスを追う形で秋の休日のまだ陽のある橘通へ凱旋した。出迎えのご家族の顔の方が何故か数段嬉しそうなのもこの旅の達成感が既に電波的に繋がっているからだろう。無事を確かめようとする母親に、バスの窓越しに土産の袋を先渡しした。「冷たいのは、カツオを買ったものですから保冷の氷が!」
そして、テキパキと行動を取った実行委員は福祉総合センター玄関口に最後の集合をした。各人ほとんど脳細胞の細部まで使い果たしそのため認識共有度が振り切れるほど一つになっている。何かと長老を立ててくださる会長が一本締めを促して来られたものだからバスのリーダー学生の昨夜の素晴らしいダンスパフォーマンスに触発されて暴走しかけたが、この瞬間まで全体を影で統率してきた実行委員長がすかさず暴走を抑制して「ヨーポン」と無事締めてくれた。そして31回は終わる。さっそくの反省会〜公立大生は凌雲祭が待っている。最新情報では大活躍だった生駒新一郎さん(協会理事・あわいや)がふれ旅中枢とコラボして表現展をギャラリー開催とのDM郵便も舞い込んでイルカランドの白馬りんたろう號の勇姿遭遇並みに驚いている。
志布志ボランティアの皆さんとしぶきを浴びながら鑑賞した、イルカからのピンクのハートの手渡しをいつもは身を持て余し気味のNATTUCHANが一世一代の授かり役を果たしたのが旅のハイライトだったのではなかろうか。