50周年、お祝い申し上げます!ウォロ=大阪ボランティア協会
市民活動総合情報誌ウォロを発行する大阪ボランティア協会が国内支援組織に先駆け50周年を今秋祝う。事務所の書架にあるご存知ウォロ表紙に記してある如く「喜んで〜する」を意味する[volo]は[volunteer]の由来となった古典ラテン語で市民の自発性を表します。と明記あり。大阪ボランティア協会は一貫して我々の自発性を刺激し市民社会の到来へと牽引して行ってくれた。
宮崎県のボランティア活動萌芽の頃からいろはから講演していただき、今も事象を先取りし咀嚼してレポートを届けてくれるスタイルは不変であり、自発性の普遍性を市民帯として現実化する手立てを事務所から発信し続けてこられた。
今春、その活動メッカである大阪のプログラムを体験していっそう魅力に魅せられた。
文化の多彩さが保障されている伝統の関西、実は民衆力も多層。その中で底辺からの発信を見逃すまいと見張塔からずっと定点観測し続けた50年だろうとリスペクトしてやまない。まあ、見張塔から・・はディランの表現だが。フォークなど関西からであったはず。
そして、知るや知らぬや大阪があってこその市民活動支援業界とも言える。その大阪そして東京の時代はもう古い都といわせようとライバル意識で各地のボランティア組織が頑張ったことも確かで、まだその時代は終わらないことも。
しかし、枠組みはすでにIT化のネットワーク力で取り払われた。無料で広がるネット環境を手にした活動家たちはさらにソフトを生み出す可能性に邁進できる時代である。
先駆性に秀でた大阪からの発信に呼応し続け、我々もまたフロンティア精神に常に立ち返ろうではないか。