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活動

2015年12月2日 活動 はコメントを受け付けていません

シンプル・シモン
来年度2016年4月2日(土)~8日(金)国は「世界自閉症啓発デー4/2」および「発達障害啓発週間4/2~4/8」を、社会全体で自閉症等の発達障がいに関する理解の促進を図るため県へも建物のライトアップと広報啓発拡散を呼び掛けている。
ググッてみると、一般公開は終わって、自主上映会やDVD販売で啓発向きに評判の良いスウェーデン映画シンプル・シモン(2011)の上映啓発に知恵を絞るところもみられる。年内は横須賀市、呉市。

 当然、当事者や親たちの社会参加への使命感は、すでに活動となっているようだ。我々ボランティア協会のイベントにも積極的な参加がある。彼らとの旅行は刺激的で、常識にがんじがらめな身体をほぐす体験でもある。ただの行き交う人のあなたへも、ボランティアの気持ちが背中を押し、少々係わりを持ってみれば、人間の不思議と魅力に気づかされること請け合いだ。出来ないことは丁重にお断りすれば良い。仲間になったり誘ったりすれば力強い。やみつきになればいよいよ活動への道に入る事になる。カルトでないことを見極めれば大丈夫。その場でどんな動きを自分がしだすかはお楽しみといったところ。
 一つの活動として形になるためにボランティアは試行錯誤を繰り返す。しかし、ある程度形になり、それが継続するならば、その場は無限の可能性を持つ基地となるが、一つの活動を作り上げていくのは簡単ではない。自分の子供の事が主であるが、範囲を広げ力を結集することで活動が姿を現す親達の奮闘がボランティアシーンでは展開されてきた。やがて育った子供が当事者意識を持ち自立への挑戦を始める。親達への共感から当事者へのリスペクトへとボランティアの視線も角度を上げて行く。普通の成長にも近隣の賢人・他人の示唆が大いにものをいう。障がいのある人にはバリアを越えて加勢の手がかりが伸びてくるものだ。そして、誰かが核になることを引き受ければ、活動への車輪が動き出す。色々と困ることを手助けするだけではなく、活動として成り立てば人員配置や報酬にまで気が回るというものだ。コンスタントに継続を望むのみという場合がほとんどだろうが、NPO法人の場合は雇用を生むという副産物も出てくる。核になる人、または場には、人を呼び寄せるかぐわしいフェロモンが必要である。通常の仕事の場合は賃金がそれにあたると確信されてきたが、モノにあふれた世界では今「こころ」が求められている。自分には無いものに魅かれる。暗い人には明るさ、速すぎる人には落ち着き、満ちすぎる人には飢え、飢える人にはほどほど。
 我々は、生きることと活動がうまく呼吸し合える場をまだまだ開拓しなければならない。

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