パブリックコメント
「障がいのある人もない人も共に暮らしやすい宮崎県づくり条例」案にコメントをしようと、ヤッドみやざき(現在、新しくNPO法人化体制に移行中で、岩切文代代表が就任する予定)は呼びかけている。以前発達障害関連での意見を投書(コメント)したが、その時は担当職員からリターンがあった。今回の条例に関してはもっと関心を寄せる必要が認められるようだ。そもそも障がい者とは、共に暮らすとは、宮崎県とはを主体者自身が知恵を出し合うチャンスなのだ。18歳選挙権行使の参議院選挙イヤーでもあるので、県民も候補者も本気度が試される365日なのだ。当協会も、32回ふれあいの旅を核に、PSKぴ〜すけ会員カード、情報誌ふれあいのツールを活用し、ふれあいアートなどのワークショップで身体をより開放しながらボランティアたちの居場所事務所を展開し続ける。
さて、コメントしたいことは多様性を拡大し続ける障がいニーズが条例に反映されるかだ。社会福祉協議会がベースになり県民性を育ててきた時代は、都市化するマチと市民活動の台頭で活性するもいまだ揺籃期の状態である。そんな時焦点を改めて少数者に当て、向き合うことから知恵と新時代を産み出す子宮をかたちづくる宣言としてそれこそ官民一体で言葉を発する必要がある。案にはやがてはわたしも障がいのある人になるという表記もされており、これまでの常識上の他人事では済まされない時代の渦中にあることもじんわりと表現してある。もはや、福祉社会が壁にぶち当たっていることを認めスピード感を持ち続けることの命題は棚上げできない。戦後70年を経た71年目の明日からは、二の矢三の矢が放たれねばならない
「去年の勉強会で、みすみす旅行客を逃しているという熊本の当事者弁護士のまだまだバリア業界」はこぞってふれあいの旅バージョンを商品化すべきだろう。NHKアナウンサー金子氏が持ち前の手話で日向市の手話条例制定を取材したような真に迫ったメディアが真実を追求するべきだ。発達障害の重篤さを軽減させるフォローは全くの新分野であるからして、一見では分からない障がいへの理解と対応はダイナミックに展開されなければならない。
悪に時間を費やしてはおれない、高齢化も障がい多様化も、平和と非暴力の名の下知恵と言葉と行動で立ち向かう相手として、いや肯定すべき仲間として認められなければならない。そんな主張を掲げるひなたニッポンに日頃から向けられた眼差しは一層ふんだんに注がれることをこの土の上で暮らし自助努力をしていくのだ。