複雑系
2016年1月20日
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ひとり親家庭、教育資金が困難な家庭、中途退学者、ひきこもり、軽度の発達障害などの中高生を応援します。
ギャゼットマーケットプレースが駅前から消えて久しい。水曜日事務局ボランティアの同志野海靖治さんは、一時居場所として大いに活用されていた。小規模複合商業施設はミレニアムの頃の経済のめぐりにフィットしていた。マチがドーナツ化して、中心市街地から過疎が波及しつつあるとき倉庫群を再構築したセンターは使い手とともにやりくりしていく姿に好感が持てた。電動車椅子のぶらりひまつぶしの若者、壮年も顧客として余暇を堪能できる場であった。駅前にはその他は建物が無く、駐車場として市が利用する以外に空き地まであった。大阪ボランティア協会職員の早瀬昇さんが講演で駅に降り立った時に、この空間の持つ意味と利便性に先進都市では考えられない価値をもらしていったものだ。そうしてやがては、宮崎県の経済成長は止まり、その中心地の余白は取り払われた。ビルが建った北側にあの広場のなごりが芝生広場として残されたのが息苦しさを緩和させている。そして、アベノミクスの号令のもと再構築が動いている。こどもにまつわる保育園は園舎が新築され始め、コンビニや郊外レストランが立地を競い合う。津波のことで海岸線や河川沿いは忌避されたようだったが大型モールの増床計画も出てきた。何より、シャッター商店街だったところに起業の店舗が出来始め我々の生活の舞台も次の進化に駒をすすめたようだ。
あらゆる手法でタコツボから抜け出る策をニッポン全体津々浦々で模索中。しかしどこかでだれかが手がかりを見つけるだろう、はたしてコペルニクス的転回を呼び込むことができるか、全く考えもしなかった常識を打ち破る動きはすぐ隣で胎動しているだろう。ボランティアにもその進化の断片を見つけ出すチャンスがあろう。経済へボランティア効果が描き出す関数は存在する。教育によって思考の深まりへと誘導が成されれば子供が大人へとなるように、大人さえさらなる思考を獲得してゆこう。しあわせの上昇へと導く思考へ。
1995生まれ。ブランドを立ち上げた若者
現在、県ボラ協事務所では福祉と教育の出会いと研鑽が日々日常となっている。今度の日曜日には宮崎市公民館で中村暖講演会を開催する。「夢を叶える生き方とは?」たしかに若くして成長著しい若者から聴き取ることはある。そのために生活貧困状況と教育へのヒントを考えて出してもらおうと多くの人に参加して頂きたい。