車窓より
2017年3月15日
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阿萬三木夫さんが事務所北窓に愛車を寄せられ、久し振りに一言三言言葉を交わした。
休日に都城市福祉まつりに出掛け、藤崎さんに逢って来たとのこと。なのはな村のお父ちゃんとの再会話の他は、もっぱら甥の男子高校生の成長譚。段に昇格したと剣道に励む姿に目を細める。愛車にはアマチュア無線のアンテナが装着されている。このアマチュア無線というのは、ボランティアを越境するかたちでネットワークの独自性と汎用性はSNSどころの話ではなく、在宅生活者は、CQCQのコールのもとバリアを取り除き合い、言語をリアルに波に乗せ、基本にはたすけあいがあふれていた。幹事・コーディネーター役の人物も育ち、理髪店のタオルを蒸す蒸気をバックに時間の空いた語り部たちが昼下がりのつぶやきを入れ、丁寧な受け答えは紳士淑女的であった。コールサインを得るところまでで実動は微々たるものだったが、そんな真剣味のある空中の交遊にはリスペクトを感じた。
まあ、趣味のたしなみではあるので、ボランティア団体登録で応分の役目を果たした仲間たち。今もその矜持をもつかの阿萬三木夫さん。福祉ネットワークの構成員として気づきの波紋を送ってくれた本日午後の車窓よりの語りだった。