新・社会が新世界

2016年9月7日 at 4:01 PMCategory:お知らせ

事務所では、水曜日の午後、BGMとして交響曲第9番がPCから漏れ聴こえる。壮大な賛歌はいろんな人たちが築き上げた新帝国の黎明を交響曲として奏でる。丁度、隣接の中学校のお隣である小学校が国旗掲揚のリハーサルに国歌を流しているのがシンクロしているかのように重奏する。運動会の熱気が残暑に溶け込んでいく9月、長月。旧暦葉月。野海さんは日本福祉大学の学生デビュウを卒業生同窓会の夏の宴に参加したことで「現役学生よ頑張れ!」とエールを受け、このセンター勤務のOBにも顔を憶えられ気持ちよく出勤してきた。学歴とか歴社会の一連の壁は自身の向学心という好奇心の進化で難なく越えられたのだ。繫いでくれたるんるんこと西田守氏の校風への自負は当たって本当に良かった。昔の話で、ボランティアは歴となりうるかという特集が「グラスルーツ誌」で組まれたこともあった。どうしても個のままでは社会へ説得力を持てない世界は未来へと続くのか?どの場面もリーダー次第であるのも人間界の特徴ではある。ボランティア活動を体験知としてカウントするのは当然で良いことで、仕事上のキャリアを積み上げ評価を上げるのと何ら変わらない。特にこれといったマニュアルが規定されにくい活動現場、多彩さが芽生える場面だということで人間の原野で助け合いのプロセスが創造されている。

ところで、ボランティアシーンに新・社会づくりの試行錯誤が目立つ、秋もたけなわ。フライヤーをセンター管理室事務所前の自由に取れるコーナーでピックアップしてみよう。

出入り自由

出入り自由

ワーク(実習)

ワーク(実習)

中途失聴難聴者協会

中途失聴難聴者協会

リウマチ友の会

リウマチ友の会

成人発達障害自助会

成人発達障害自助会

支援・講演会

支援・講演会

江平小運動会の予行演習は佳境に入り、掛け声は迫力を持っている。でも隊列は勝負の瞬間だけで、7歳から12歳の幼少児童は素の自分に戻って、たわいのなさで一息つくことだろう。そう人生は長い流れ。からだを強く反応させる時と、こころをゆるめる時が交互に人を育てる。そして育てられなくなった大人の時間では、自分で選択するのだ。いろんなメニュが社会にあって、新しい視点に気づいたボランタリーな人々がいろいろなことに挑戦を続けています。昔の出来事を克明に語れる古老もそんな気風に誘われてやって来ます。

まだ、発見されていないあなたの想いが、誰かに伝わり、荒削りながらも形が整い、大切な構成要因となるのではないかと、新・社会はニューカマーを待ち続けているのでしょう。

台風!上映会中止「本日、アートセンター」

2016年9月4日 at 6:56 AMCategory:お知らせ

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明日の映画は中止にしました。チケットはキネマ館で使えます。(メール)

MEDDLE(アルバム・おせっかい)に入っている吹けよ風呼べよ嵐のテーマに乗って、ヤッドが先行上映会を目論んでいた!ドキュメンタリー「ドッグレッグス」、障がいのある仲間たちが自信を持って推薦自主上映する映画は、自然界のレスラーとの格闘を呼び込んだ。意気込みはリアル過ぎた!結果となった。もちろん、非暴力を推奨の上に「個」の飽くなき自由の探究が、世界というリングの上で繰り広げられている一隅からの文化的メッセージで、納得の行くエネルギーの昇華として障がい文化の多彩さを公報したい旨である。

典子は今、〜近年では口びるに歌をなど障がいのあるキャラクターがいかにシーンを力強く共に生き抜いているか!共に受容し怯えから脱して生活者であろうと時代性を作ってきた映画たち。今回は仕事としてのプロレス興業のドキュメンタリーへの世界的視線を宮崎でも公開したいという意気込み。自立生活者からのメッセージとして自主上映会は自然のエネルギーの襲来で断念したが、企画のエネルギーは消えることはない!

メールをもらった理事昌彦さんの相模原施設惨事の取材記事中の引用コメントに「ボディーブローをくらったような」という仲間の冷静な反応が記者にヒットして記載されていた。
周囲から厚いどう喝を感じながらの生活は、元々のクリーンな生の力を見事にダークサイドに染めてくれている。もう子供ではないのに指図で縛り、哄笑の具にするかの社会性(言い過ぎ)を突破する覚悟で自立生活は成り立っている。

サーカスがやがてやって来る。何か小屋をしたてた見世物としての時代は確かにあり、尊厳の方が勝る時代へと変遷した。が、権力の力まで分解できず普通の人とともに痛みを共有する新たな時代にさしかかった感あり。だから、あのリングからのエネルギーを識らねば!

死者への旅

2016年8月31日 at 3:57 PMCategory:お知らせ

明日は第1木曜日ということで第7回土呂久に学ぶ講座(連続講座全10回)が予定されている。加えて、FBによるとミュージアムづくりの視察の旅途上、奈良のたんぽぽの家を訪問した川原一之さん(講座講師)とパナマ(帽)の播磨靖夫さんのツーショットが変わらぬ発しとしたご様子の個性をUPされている。コメントにはミュージアム構想に、死んだ人を並べるよりも・・・と播磨さんらしさがアイデアとして降りて来ていた。ボランティア史上、彼の言葉は常に我々若者を括目させてきた。そして郷土出身の興梠寛さんの理論でも武装した。どの先人たちに近づくかが、われわれのボランティア行動指針でもあった。すでに研鑽の場が開かれていた全国区シーンに、宮崎からの発信を代行してくださったのが川原氏。幸運なことに三氏ともますます目的に向かい邁進されている。我々はまだ確かな羅針盤を持っている。信奉リーダー依存症ともいえるが。

さて、体験を学びの場とする学習的側面(興梠氏)、ちゃいまんねん芸能でんねんボランティア文化・文明(播磨氏)、義を見てせざるは勇無きなり(川原氏)この三本を矢を番うとも「人をその気にさせる」ボランティアの入門の狭さを広げることは困難。しかし、体験から様々な学びを得て、心ゆらせ、義に染まったのちに凱旋する門は広い。その風を感じられる皮膚感覚こそ冥利に尽きる。スピリチュアルな相互体験も良しだが人類的な道に通ずる愛というよりささやかな安らぎが目標であろう。そんなシーンに居合わせ、地球に立っている実感をボランティア活動という旅、そのまんま「旅」であるそれぞれの人生がクロスし、響き合うこの「ふれあいの旅」と自分の出会い演出をどうぞ。

定員まであと22名ですよ。

定員まであと22名ですよ。

と、座ると言って、桟敷から電動に移った野海実行委員長が一言三言。「申込をよろしく!」そう記者も22名の中の一人。「同じアパートの女性も参加表明している」車椅子の数も増えそうである。うれしい悲鳴ではないか。今時イベントに人を呼ぶことの難しさは主催者にきびしい。だからあえて「楽しく」をメインに実行委員長は明るく、あきらめてない全然。こんな時は逆転の発想も良いだろう。被災とか入院とか思わぬ境地に自分を置いたなら、ひきこもりもあり、能動的にもあり、意外と未開発の可能性を見つけることにもなりはしないか。非なることと決めず自身の許容範囲をキープしつづける。ボランティアできる範囲もキープし続ける。やりたい気持ちが出るのを待つ。そんな安らぎの中で、10月15,16日が都合に合うのが一番。そんな人、22名募集中です。できれば、9月11日に顔合わせするのが二番。共同募金も支援してくれて、有料の参加費を工面できればワン、ツー、スリーで楽しい旅の一員です。できればリピーターになればより前向きな相互作用はまだまだ続く。

タイトル「死者への旅」と本文はうまく変換しているか疑問が残るが、回顧展示か?ボランティア的には常にこれからが大事。という二人のリーダーのミュージアム構想対話を参考にさせてもらった。こじつけになるが、幾多の旅を共にした人々、また故人をも巻き込んで「旅」ができることへの感謝を添えた記事と読んでもらえたら良い。

キャッチ22

2016年8月31日 at 1:28 PMCategory:お知らせ

事務所に茶菓子が増えている。あまおうキャラメル大粒、めんべえプレーン、そう福岡限定販売の土産を広げ幹事山崎が実行委員会で昨日報告する様子がメモ(通算10ページ)とともに確認できる。なごやかな雰囲気でFMトークを繰り広げたこと、一昨日の次回向けの共同募金ヒヤリングでは「課題を問われ、きびしいボランティアの絶対的不足!」を答えた様子など寒暖とりまぜたリアルが窺える。そして、門司旧三井財閥会館の急なスロープや消費の怪物「福岡キャナルシティ」とどう格闘するか実行委員会が燃え始めたことを記してある。そして、ボランティアが+22名必要なことも。事前交流会の9/11までに1日2名ずつ増やす計算だ!

初のお泊りはこうだった!

初のお泊りはこうだった!

明日、9月1日は防災の日イベント「防災展示、体験コーナー」場所はMRTテラス2F(サテライトスタジオ)。時間は12:00~15:00.主催:若い世代(大学生)と取り組む防災のまちづくり実行委員会。協力:MRT宮崎放送・FM宮崎(JOYFM)

さあ、いろんな多彩な出会いがあって、目移りする社会の中で、われわれは22名のボランティアを見つけ出し、共に体験し、未来を築いていかなければならない。そう!9/1明日から!

速報!玄界灘が呼んでいる

2016年8月24日 at 4:39 PMCategory:お知らせ

ふれあいの旅宿舎

玄界灘ロイヤルホテルにて山崎光代撮影

今朝、幹事山崎より、写メが入る。すでに障がい者は二ケタの申し込みがある32回ふれあいの旅。火曜日のFMでのプレゼンテーションがどう集客に結びつくかは待ちの状態だが、お盆の時期の新聞記事での周知も併せて、懸命に募集期間は佳境に。しばし、机上を離れ、愛車TOYOTAを駆って福岡県内を巡る女性志士から届いた風景は、10月16日に旅の窓から見るであろう初めての景色。宮崎以上に確かに歴史的謎も奥深い宗像地方にふれあいびとは何の夢のお告げを観て、この世をどう乗り切ろうとするのだろうか?もうわたしたちの旅は始まっている。

ここから、隣の桟敷で執筆中の実行委員長にコメントを求めた。「いろいろな人が来て欲しい!」短くも奥は深い。「例えば、9月1日の防災のイベントに出水和子さんに要請され参加する。地震の時など、いざという時にはヘルパーも来れない!消防の方々にお世話になるが、慣れてはいないので、課題がここにある。まして、遊びの延長で楽しく慣れてもらうには、そのような職種の人がこの機会にと、自身の一人暮らし生活の備えと重ね合わせ、わかちあえる誰かとの接点を切望している。」そんな期待も秘めた「いろいろな人が来て欲しい!」。こう、水曜日を旅日記執筆時間と決めipadに向かう野海実行委員長。現在2年半前の「奏でる」門川公演あたりを書き記している。私的な執筆時間は台本作成に充てている。

かって、県の事業「ふれあいのつばさ21」を請け負っていた時には、予算や県というブランド力でボランティア選考といううれしい悲鳴を上げたものだった。そして、月日と時代の躍進は、ちょうど今現在の天候と地面を表しているようで、いろんな情報という慈雨がふっても、人々の渇望した気持ちの地表には溜まらず、ふたたび蒸発か?吸収する根を広げてはおれない惨状が如き。

一体、逞しい根に美しい花を咲かせるには、自身をどう鍛えねばならないのだろうか。さあ、いろいろな人よ、我々の誘う声にしばし立ち止まらん。楽しく生きて行く上で、欠かすことのできないボランティアの気持ち、確かめ合って!自発性を呼び覚ますために我々もまた自発性を発信して行こう。「楽しく」やれれば「大丈夫!」そう実行委員長はその姿で物語っている。

補足する。消防の方々が救助に慣れていないわけではなく、トイレの時などの対応にお互いが困ってしまう現状のことをあえて差した。トイレだって「楽しく」やれればOKということ。これには元田中会長との秘話があるが、とって置きにする。

後援イベント+伊地知さんのおすすめ

2016年8月24日 at 3:34 PMCategory:お知らせ

ボランティアの力が結集する2つのイベントを後援しています。宮崎映画祭2016とスローライフ宮崎のめがね供養祭。

内輪では、安藤サクラの「百円の恋」はレンタルでも観れない好作品、スローライフだよりに連載の山下道也氏の「かしこくなろう」は名コラムとして話題等。NPO,ボランティアの確かな仕事があるべき社会の鏡面上に波紋を広げている。めがね供養祭のエリアでは野良音も開催が決まっている。間違いなく地域も未来へ向け鼓動を止めない。

その姿が形作られた時期に、ボランティアは振り返るとともに、さらに先を見据え、ほんとうのかしこさに満たされた気持ちにきっとなる。まずは、参加や関心を寄せることで「知ることの」喜び刺激を受け、誰かに伝えたくなる相互作用を体験してみよう。

また、事務所で活躍するMESC会員の伊地知さんのおすすめは、『夏のレコードコンサート』県立図書館コレクション 名曲の数々 VOL.4 平成28年8月28日(日)13:00~15:00 県立図書館 2F研修ホール 共催 宮崎レコード愛好会

プログラム 四季「夏」 クラリネット五重奏曲K 581より第1・2楽章 グリーン・スリーブス ロンドンデリーの歌 休憩(BGM,pops-etc)グローバーワシントンJr. ペールギュント組曲より4曲 交響詩「イタリア」第1楽章 シンフォニア・ファンタジア (シベリウス作)

涼しげな緑陰レコードコンサート!アンプとターンテーブルを好々爺たちのもてなしで聴く2016の夏もおつなもの。

宮崎映画祭で観よう!

宮崎映画祭で観よう!

8月27日(土) みやざき自主映画祭2016 会場:宮崎県立美術館1F

アートシアター12:30 開場  13:00 開演  入場無料

8月28日(日) << 屋外上映 >>  若草通りアーケード内  入場無料

19:30~  作品:『深夜食堂』テレビ傑作選

* 13:00~15:00 夏のレコードコンサート 県立図書館

研修ホール

9月17日(土)~23日(金) 宮崎キネマ館
9月24日(土)~25日(日) オルブライトホール(宮崎市民プラザ)
10月10日(祝・体育の日) 生目神社に於いて「めがね供養祭」。

 

事務連絡

2016年8月19日 at 9:06 AMCategory:お知らせ

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会員各位
残暑お見舞い申し上げます。
総会の報告が遅くなりました。資料をお送りします。
今回は32回目になる[ふれあいの旅]は遠出をします。門司、博多までの旅の計画を立てています。
参加予定の宮崎公立大学生は障がいのある方の理解を深めようと、手話講習会にも臨んでいます。
「ふれあいアート」も8月22日から実践講座の話し合いを始めます。

今年も弱者集団ですが、どれだけできるか、挑戦していきます。
応援お願いいたします。

平成28年8月18日 事務局ボランティア一同

この挨拶をそえた封筒を、間もなく会員宅、もしくはセンターBOXにお届けいたします。
事務所では、この送付作業でようやく28年度が実質のスタートをきれたと一息つき、監事よりの差し入れの日向夏30ドリンクを味わっております。定時にストップする空調、窓を開くとお隣の中学ぎわの高木を巻いた風が吹き込み、入口からは廊下に残った冷気がミーティングの頃合いまでひと気が引いて行く福祉総合センター1Fを流れ出します。

同封物は、延岡薪能フライヤーなかなか見応え有り。それに消費生活センターからの出前講座の一式。もちろんふれあいの旅の申し込み。3点です。机上で晩夏のボランティアシーンに想いをはせて下されは幸甚です。

さて、今週末はわたぼうし宮崎コンサート前日、復活したMRTまつりみやざき、来週はUMK24時間TVとローカル色でもオリンピック、甲子園にもおとらぬふるさとの熱い饗宴が盛り上がります。動かなければ出会えないと「ふれあい」が膨らむ事でしょう。グットラック。
写真は30代初頭の宮崎市民会館に立ち高揚を隠せないボランティアたち。

障8、ボ3でも「楽しく」が一番

2016年8月17日 at 2:44 PMCategory:お知らせ

セルフヘルプについて論考しようと考えあぐねた。精神保健福祉分野や昨春大阪ボランティア協・谷町CANVASでたまたま見聞したミーティングと素材も多岐に渡る。世相も時節柄71年目の反省と近未来が錯綜していて個人のメンタリティーに関わる事への論説は手に負えぬ。と、ここで野海さんが登場。4台目となるipadを畳に置きローンにもめげず相変わらず前向きな実行委員長である。

昨日の実行委員会の足跡を見てみると「障8、ボ3」の数字が。記者である私もまだ、22,000円の振り込みにまで至っていない。新聞での記事化もしていただき、来週火曜日の9:20オンエアのサンシャインFM市民活動紹介枠も追い風となり、残りの数がそうなることを祈るばかりだ。ここで、少しだけ「セルフヘルプ」にふれたい。

県内での活動交流イベントで最大のものはアディクションフォーラムであろうが、ボリュウムが下がって停滞気味。当事者を中心にすえたミーティングの見本市のような恒例イベントは県内各地に会場を移し展開して来た。ボランティア活動団体との違いは確かにある。今回の熊本地震での対応の早さは、平時はまちづくりむらづくりへの専門性を磨いているNPOがその機敏性とネットワークを駆使し活躍できる立証となった。コーディネーションありきでの問題解決とは別段。ひきこもりから依存症、特に自閉症などこころの問題を分水嶺として三障がいと統合された福祉分野でも対応が確立できていない諸事例にYESの姿勢で挑み続ける通称仲間たち。ワークショップで一度自分解体を試してみないかぎり現れて来ない大人としての問題。固く閉じられた窓ような心理上の自分構成。そのままだと簡単に神話化して現実を覆い隠さんとするバーチャリズム。何と難易度の大きさであることか。きっと障がいという設定は差す相手の次元から現代を生きるすべての人が相克すべき事柄なのである。世の機運が「セルフヘルプ」を包括する流れを信じたい。

野海実行委員長は参加するボランティアさんにも「楽しく」やっていただきたいと。得意のFBで呼びかけている。このFBというツールで結構ことたりているのかもしれぬが、生で居場所に集い、誰か来る人がいるという溜めの空間はITにおとらぬポテンシャルである。セルフヘルプスキルのますますの向上と社会からの理解を。注意欠陥多動ぎみの記者が言うのも口幅ったいが。

9月11日には定員で集まろう!

9月11日には定員で集まろう!

9/1の対策

2016年8月17日 at 12:25 PMCategory:お知らせ

跳んだ方がまっしゃあ!

跳んだ方がまっしゃあ!

定期購読の不登校新聞の今号一面には9月1日の自殺対策のことが。学校に通う児童生徒、学生にとってかなりのプレッシャーがかかっている現状。耐えきれぬほどの負荷。9月1日。

さて、ここ宮崎県ボランティア協会事務所では、昨年度より「MESC倶楽部」がさまざまな教育ニーズへの対策として居場所を展開し、我々も一緒になって受け入れている。何も学校ばかりが学習の場ではない。そして退職後の時間をMESC会員さんが生き生きとして活動されているご様子に接すると生涯かけての学習は豊かなものだと知らされる。就労支援のセンターよりここの雑多な空気が良いと垣根を越えた学習の場の実績もある。学校がダメ、通うセンターがダメでもきっと自身の可能性を伸ばす意志が少しでも強ければ学びのチャンスは、環境はあちこちからわたしへと近づくのも現実だ。

9月1日のプレッシャーをどうか迂回してGO! そして、体験や学習がわたしに自信をつける社会を共に造ろう。

平野今朝市さん

2016年8月10日 at 4:56 PMCategory:お知らせ

お盆。明日のボランティアを偲ぶ会以外にも、今年逝った人たちを親しみを込め想う。また、過去に活躍した仲間たちとの記憶もよみがえろうというもの。

そんな人々、みーんな役者だったような錯覚さえ覚える。

ボランティア活動の場と称して、あるいは障がい者作業所の日常として、またその生活の中でもとっておきのうるおいの時間の中で、確かに振る舞いそのものが、かたくなに、とはいえ自由に個を演じる役者たちであった。

今回の訃報に接した平野今朝市さんは、鳥打ち帽がトレードマークであった。ある平日のこと、女優のミニライブに勇んでフローランテに駆けつけるとその鳥打帽が歌唱まっ最中でがくんとさせられたり、最近では同じ女優目当てにキネマ館下のデイサービススペース「どんぐりの庭」でもファン度を競い合う好敵手であった。

なかでも、その年齢の加齢度と細やかさの仕事歴がマッチした「奏でる」での素人っぽい演技は時間旅行に巻き込まれる観客たちと舞台とを繫ぐ役割を果たしていた。それは実生活以上のエネルギーを出し現実を越えた現実を見せる芝居という仕事をやり遂げたということだろう。その他、本庄十日町からさらに北に下りひと越えした茶園、深緑庵での野外展のどんこや大成功を機に、絵筆が唸りだしたころの情景、そう大西章弘*もまだいたあの光の中に入り込んでもう帰らないが(㊟*ご健在で新富の自宅での活動)、光は消えない。稲垣さん、野戸さんの奥さん、在る人、会えない人、もう決して会えない人、ここのところはふれあいの旅名実行委員長だった中村幸広らとともに偲んでもというより、祈ろう。その光の中に在り続けることを共に。

奏でるではお爺さん役。写真はこふく劇場「青空」より

奏でるではお爺さん役。写真はこふく劇場「青空」より一寸拝借、ワンシーン

以下のコピペのように、平野さんは2007年からまあるい劇場で活躍し、メンバーと舞台と観客と、そして我々とを繫いだ。

プロデュース公演#12
みやざき◎まあるい劇場公演『隣の町』
作・演出 永山智行

出演 あべゆう・上元千春・濱砂崇浩
[オーディションによる出演者]和田祥吾・森菜都子・深井けい子・平野今朝市  山室曹俉(劇団25馬力)・檜山明子(劇団SPC)・中武悟(劇団一演)・餅原奈々・鬼束雄人(以上・フリー) 他

2007年2月・4月
三股町立文化会館・門川町総合文化会館

2008年2月
明治安田生命MY PLAZAホール(東京)