祝 宮崎県議会で可決。障害者差別解消法・県づくり条例

2016年3月17日 at 7:23 PMCategory:お知らせ

見原さん「一緒に参加して、共につくろう!」

見原さん「一緒に参加して、共につくろう!」


三権分立がうたわれている我が国のシステムから新たなプログラムが生まれた。
それを積極的に受け入れて障がいのある人もない人も共に暮らしやすい宮崎を作ろう!
という姿勢を示そうとパレードが4月2日(土)MRT横の公園を集合場所に県庁に向かう。

11:30スタッフ集合 二葉街区公園

障害者の差別をなくす条例をつくる会 ・宮崎 事務局 YAH!DOみやざき内
矢野会長 安藤豊喜副会長
12:00受付グッズ配布、班分け後 13:00パレード 山形屋前に移動後
50人程度群になりバスレーンを歩く。

⭕️パッパラパラーの光ちゃん ⭕️よろずや日本太郎 さとわ企画

手話通訳2名の他、県ボランティア協会も賛同する。この手のイベントには欠かせない落合孝通さんは公民館講座受け持ちで不参加だが、さとちゃんこと井上聖子さんらが駆け付け盛り上げてくれる。

県庁関連施設 担当 県障がい福祉課 猪八重理恵さん
□県庁前広場
河野俊嗣宮崎県知事
「200人動員 」矢野会長
□あすなろ太鼓の演奏の中入場。広場で25分パフォーマンス案1
□くす玉割り(都城yah! do白坂さんら作製)

県電ホールへ移動 マイク2本 14:30
障がい者の主張 等で1時間
椅子70席。
15:30まで
empowerment上田賢次は燃えている‼️ 電動車椅子のアートサイダー

参考依頼したい協力者□市役所親父バンド
□廣志秀月 日舞
□工藤哲三 映像

つくる会事務局では広く参加を呼びかけている。FAX0985-75-0150 へお申し込みを❗️
祝賀会(県電ホール)出演のお問い合わせは県ボランティア協会へ 0985-29-2949

去川でシンポジウム

2016年3月16日 at 12:05 PMCategory:お知らせ

あわいや生駒新一郎書

あわいや生駒新一郎書


午後の部後半は、車座に展開した。廃小学校の2階音楽室、一階のカフェ部と学びの環境をフルに活かしたシンポジウムとなった。半年余、まずは指導者側がしっかり現状を把握すべく、研修が繰り返されたが、その講師連も会場には顔を揃えた。あの青木さん。宮崎工業高定時制生徒を珈琲でもてなした伝説の先生。こもってよしのウッチさんは奥さん共々。記録には写真家の小林順一さんがカメラを向けるという豪華版。これはオーディエンスに見つけた方々で、登壇者や積極的に井戸端会議に加わる聴衆もそれぞれの現場の時の人。よく咲いたものだ、長屋の花見は佳境に入る。
 NPOの商談会はあるが、個人の立場での交流の『場』は、よくぞ発案されたと、集客企画のさとわ企画とともに喜び合いたい。情報を流して!というニーズに応える広告代理店的仕事も個人からのネットワークが質の高い成功事例を作った。
皮肉に聞こえるだろう。行政が当てにしている事業展開ではここまでの広がりは実現できない。
 とはいえ、事業を受諾するためには個人、小NPO単独では無理がある。今回のNPO2社、有限会社、一般社団の四社によるコラボだからこそ自由人に白羽の矢を当て、各人がそれに期待以上に実力を発揮してくれた。今事業の縮図がシンポジウムに凝縮され、命題に答えを出せた。それぞれ持ち帰った品は違うだろうが。
 さて、四社の事務局と隣り合わせの県ボラ協ということで最後の最後、挨拶をという役割をボスからは言い渡された。だが、遅刻ぢゃなくて早退するはめになり、皆さんへの共感感謝の言葉を言うことは無かった。原稿こそ準備してはいなかったが、午後の井戸端車座の展開を音楽室準備室から窺っているうちに、気分は高揚するのであった。そして数個のキーワードも浮かんできた。「コミュニティカフェ」「冒険遊び場」。
特に、宇宙塵ぴょこんは名挑発役で、DJのように直感で、意見をさらっていく。ボスの大家さんもジェンダー一手に引き受けて婦人層の発言の集中の流れでも男性の本音で合いの手を入れている。
 という具合で、みんな覚醒のレベルに到達しはじめたなっ!という後半に電話で綾に呼び戻され、遂に挨拶はドタキャンしてしまった。
もっと、親子食堂のことや、教師の支援、親の支援に耳を傾けたかった。大家が言及した遊べる場所ができて、そこに情報が。などなど。けっして消化不良にはならないだろう、地産地消の事例のぶつかり合いは、大成功に終わった。
地の利も、都城からも至近距離ということでGOOD。みんなどこかでつながっている。市役所マンの後席に子育てシングルマザーがいたりという、よくぞ現場の声が発信されたものだ。廊下からは学遊館の生徒たちがお気に入りの学校を遊び場ににして嬌声を揚げているが、大人たちはなお強く発している。そんな一日は、今後の宮崎の学びと遊びシーンを牽引していくに違いない。ということで、出来なかった挨拶は「フォースの覚醒」をみなさんはされたのです。カムサハムニダ。

バスにて

2016年3月9日 at 2:15 PMCategory:お知らせ

水曜日事務局がお待ちしております。

水曜日事務局がお待ちしております。


先ずは、野海さんからの情報
「みやこんじょボランティアフェスティバル2016!」  
毎年行われています「みやこんじょボランティアフェスティバル2016in南九州大学」が3月13日(日)に開催されます。
日にち:3月13日(日)
時間:10:00~15:00(雨天決行)
場所:南九州大学 都城キャンパス
お問い合わせ先
都城市ボランティア・福祉共育おうえんセンター
TEL 0986-25-7318
メール volunteer@m-syakyo.or.jp

映画「共喰い」はバス停のシーンから印象深く始まり、再度場面に登場した。今朝自転車で無謀にも雨の中へ飛びだそうとバックに靴下を潜ませたものの、奥さんの一言でバスにした。nimocaもpitapaも持っている。9:40に来たのは11人乗りのミニバスだった。オンタイムな運転手さんで標語には心を込めたあいさつをします。とある。席を選ぶ余席もなく優先席の向かいに座した。かって大渋滞を起こした「フラワーショウ」木花運動公園の伝説は遠く成りにけりだが、青島の植物園がリニューアルするポスターを眺めていた。宮崎大橋を渡り大工町、東大工町あたりから微小渋滞でひゃらひゃーっと並び時刻表に差し障りがでかけた。雨+高齢化社会のシーンがそこから展開した。県病院前には待ち人が二三人。ミニバス車内は後部席は二段高くベンチシートがある仕様なので、前部を占めたシチュエーションから、咄嗟に席を空けなければと判断しつつ後部へ移った。その様子に気が付いたのか、すぐ後ろの男性も続いた気配を感じた。
その譲り合いは上手くいったようで、やや麻痺のある方ともう一人の女性が席につかれた。まあ、せまいミニバス車内のことなのでパズルのように動いて回りの気持ちの流れを促せた。そして、横に並んだことで初めてさっきまでの後ろのお客の全貌が明らかになった。そして、驚いた。彼は外国人のようだった。郷に入っては郷に従うローマ人か?チラッと見るしかなかったが、横顔は睫毛が栗色で若い。もう一見ぐらいはしたが、髪は結び、手のひらに入るくらいのphoneでパチパチしている。何やら次男の寡黙な雰囲気に似た人種である。親馬鹿で、オーランドブルームと認じている。土曜に観たBIG SHORT、88回アカデミー賞脚本賞の強烈な感想を引きずっているままなので、隣席のしかも席を上手に譲った彼が果たしてこの宮崎の地でバスに乗る何者かは知れずじまい。
 彼は、周りを観察していただろうから、果たして私が気に留めず動かずとも、一席は上手く空いたかもしれない。そうだ、私より先に乗車していたのだから、コート(青島ーっ!風)に自転車装備の手ぬぐいを頭に被った私の動向も気にしていたのかもしれない。誰かに何かを確かめたかったやや不安感も漂わせていたのかも知れない。まあ、雨の午前10時の美談を共同演出してくれた相棒が、国際交流も巻き起こしてくれたのだから確かに、早起きは三文の徳だった。
 なぜ、水曜日の午後からとの週一のルーティンワークが先週から早まったのかというと、メスカ塾生が現れたからである。3月分WAM学習支援員実績簿つまり出勤簿が待っているからだ。今日も生徒さんが協会事務所の机で、熱心にテキストを広げてペンを走らせている。出入りの多い場所が逆に、集中力を後押ししている県ボラ効果の一つなのだ。人が元気に、ふれあいに国境はなしなsince1981は誰でも来れる、集える居場所を展開して来た。今年度はWAM事業のお陰でほとんど毎日この居場所展開が可能であった。にぎやかな一角で、自分に集中。客人とのやり取り、コミュニティーの意義の縮図ではないだろうか。
 もう一人の水曜担当者野海靖治氏は本日はどんな爆弾を持ち込むか、それもまた水曜ならでは。このWAM事業は恒久の学遊館でも展開していて、当初学校での学習には大疑問の中学生にどう説得、納得学習の意義をという丁寧な展開を続けている内に、当の本人は自身で気づきを得て進学に燃えだしたらしい。クレームが発生したような時も対処法をとるならば常に有機的つながりの中の安心感を意識しておくことだろう。具体的には待つ姿勢のこと。そんなこんなでもうしばらく野海さんが電動でやって来るのを待つとしよう。

さとわ企画🔙子ども*若者の貧困を考えるシンポジウムin宮崎

2016年3月2日 at 3:36 PMCategory:お知らせ

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ディーン「お断わりする❗️」ふかきょん「しゅに〜ん?」
何とも愉しいドラマにうつつを抜かしている場合ではない。
メスカ事業がブレイクしつつある。昼食をはさんだ半日のイベントというのが肝なのか。
終えたばかりの「ふれあいPSK」を振り返りつつイベント成功の要因を整理しておこうか。
公立大凌雲会館に集まったのは婦人が多かったものの、空気は回想法にも使われる「昭和ジオラマ」の落ち着きが流れていた。「ふれあい」は辻会長が県ボランティア協会の指針として就任当初から掲げられ、ご自身のゼミネットワーク研究室のIT汎用ぴ~すけとも連動する理想のコミュニティの呼び名と解説しておこう。
さて、高齢者の居場所としてのサロンのメンバーが地域センター長にうながされ参加したイベントとは?、まずは彼女らの日常を体験する演歌体操で開始された。水戸黄門を操し終えた頃には身体が脳とつながった感触がみなぎってきた(ところで)、昼食を囲む本館ロビーへ移動。バラ寿司は民生委員さん方の作、豚汁は去川定番似たの具だくさん。そうそう、デスクワークで手始めに色カルタのデモもやったせいで、自己紹介に自身をPRする色をそれぞれが纏っているはずなのが面白い。もう多数に紛れた個人ではなく私としてイベントを愉しみ始めている。
ここのところ、権の利するところによって我々は学習する、学び続けることこそ生きること。昼食時間に遅れて駆け付けた純子さんもグループの机を囲んでいる。お腹が一杯で、、、なところという定番コメントの後、ふれあいアートの演技観賞は仮設シートの舞台に接近して。大きなかぶの読み聴かせは、一人芝居の域に達している和田翔吾。「力」を先に書した野海靖治の左に山崎光代の「協」が加わりメッセージが出来上がった。観覧者からも ❗️の誘いにシートに現れたのは、藤崎アヤ。二文字をうまく収めて「式部」。説明は後ほどということで、次第は進み、トークショウコーナー。前年までは無かったもので、ふれあいの新企画とは一体何と感心が否が応でも高まる。司会はもやいの会の写真家の小林さん。並んだ男女5名は、自己紹介をクイズ形式で三択でカミングアウトという、好奇心全開のやりとりが5人分あった。
医療が現場に遅れをとっていた、新種の障がいといっても差し支えない発達障がいのある仲間たちの交流会が希望に満ちたものであるか理解しやすいコーナーとなった。
違いを学ぶことが新境地を拓く。人は違いを学び続けて生きるのだということをふれあいをキーワードに掴むことができた。
さて、3月13日には貧困下に置かれた子ども若者に希望をもたらす知恵を生み出さねばならない。自然や食という要因が整えばおのずと直感がフル回転し始め、内在する力をよもや吸い揚げることなく、交流のネットワークに結び枯れることのない仕組みが広がることであろう。大地に生きる感覚こそが脱貧困のささやきに呼応する。文明的に貧困に陥ることがあっても自然との共生は閉ざされてはいまい。人格的な豊かさこそエネルギーの循環を回すことを可能にする。
最後に今の気持ちを色カルタで選ぶコーナーとなった。自分の高校時代の色という前段も設けられた。同じテーブルの旧知の瀬戸口康成さんから「世古札せこふだ」という言葉が出た。15年以上前のワークショップを瞬時には思い出せなかったが、繰り返し違いこそ重要という基本に立ち返ること違いを包摂したところでの磁場の重要性だ。そこに進化は萌芽する。

新ー想い出のフェニックスハネムーンー

2016年2月26日 at 6:19 PMCategory:お知らせ

あなたのメロディ世代のすべてが宮崎県人で作った楽曲ー販売元ーMP夢結

あなたのメロディ世代のすべてが宮崎県人で作った楽曲ー販売元ーMP夢結


懐古ばかりではない。学生時代を宮崎で過ごした宮崎大学及びボランティアNPOシーンの卒業生がハネムーンで里帰りした。竹内周作さんとお嫁さんの影里さんはかって世話を受けた恩師的存在の女性から歓待を受け、縁起物の鵜戸神宮参拝などで宮崎を巡った。学生時代の空腹感=想い出ということで、馴染みの風来軒の看板に飛び込んだりと新生活に入る機会に共有物の構築に大事な旅路だったよう。彼氏に一年間ボランティア計画をそそのかした経緯もあり、青春の結末が伴侶との旅立ちになったという幸運に恵まれたことを喜ばずにはおれない。彼は当時キャンにも所属していた。廣嶋さんという学生がリーダーで市社協の坂本智子さんらの支援を受け当時大学生ボランティアのネットワークが自分探しの仲間作りに役立っていた。廣嶋さんは兄弟姉妹に障がいのある子どもがという境遇にも前向きな姿勢をと縁を結ぶ穏やかな個性で包み込む若者。その群れから我々にもアプローチしてくれた竹内さん。ボランティアと言いつつも、使いっパシリを言いつけられ駒のように活動を強いられるのにも耐えた数年間だったろう。
そして、ハネムーンにこの地を選んでくれてありがとう。昭和の伝説を懐かしむばかりの宮崎県に、活動の思い出を共有に回帰する旅もあることを示してくれている。紆余曲折あっての新生活、家庭の構築。そんな御二人に振舞って祝ってくださったご婦人が男女共同参画センターの新任所長さんであることはサプライズ出来すぎた新伝説ではないか。かって若草通のボランティアセンターサテライトにコーディネーターとして就いた方。
家庭というとDVがマスコミ的にはにぎにぎしい。しかし毎日の理解と試行の連続が実家庭のはずなので、ボランティアでコミュニケーション体験積んだ彼氏のスキルは充分生かされよう。どんなアドバイスの話に花が咲いたか想像するだけでワクワクなハネムーンの宮崎の一夜だったことだろう。
時は卒業シーズン、ふれあいの旅の辻ゼミ生ともお別れ。10年後くらいに竹内パターンのように宮崎へ回帰して、新生活へのスプリングボードと成せる人が続くことも夢に持ちたい。

大銀杏の里の学校

2016年2月24日 at 6:48 PMCategory:お知らせ

日曜日の去川小学校(旧)には、複数の野外イベントが人を呼び込み楽しい賑わいがあった。
我々のメスカ事業も仕上げの時期となり、進路に悩みを抱えている中、高校生の学習支援塾も、課外授業をここで繰り広げた。
ターゲットの若者の集約はなかなか困難な現状から、多彩な受講者を対象にワークショップを体験していただいた。
事前のデモンストレーションを協会のある交通公園で実験したので、生駒新一郎さんのファシリテーションに促され、僕らの道を探し出す目標は達成された。そしてその達成感のまま、最終イベント子ども・若者の貧困を考えるシンポジウムin宮崎3/13への助走を始めることとなった。講演と井戸端会議と称するライブ付きのシンポは、この去川こども村の2階の教室を会場にして企画が進んでいる。この担当者は、ふれあいのつばさ事業で活動してくれた物部聖子(現、いのうえさとこ氏)さんら。
廃校後に蘇るこどものおとなの楽園‼️
ほんとうの教育を取り戻そうと、学校の助っ人を任じるメスカの玄人達と我々も参入しての晴れの場が作られつつある。
冒険とも思えるシンポジウム、ドキドキ感を共有し、こどもと希望を探す道にいよいよ踏み出す時がやって来る。
今の気持ち

🍏ボランティア経済

2016年2月17日 at 3:56 PMCategory:お知らせ

NPO法人の王道を進撃するYAH DO!事務所に歩いた。昼休みなので閑散としている。用件は4月2日(土)に繰り広げられる
      「障害者差別解消法・障がいのある人もない人も共に暮らしやすい宮崎県づくり条例」 制定記念パレード&祝う会の祝う会を県ボランティア協会に企画実施して欲しいとのオファーを受けての打ち合わせ初回。解消法と県づくり条例を宮崎の地に根付かせましょう!との意図。障碍者自身とて障がいに対してネガティブな気持ちを持ち合わせてはいまいか?ということで自ら自嘲を払しょくする意味で仮装での参加大歓迎!!とはYAH DO!代表理事永山さん自身の叫びのようだ!
さて、いつ行っても面白い事務所。カウンターには様々なフライヤーが並ぶ。その中で2点ほどゲットした。そして置かせてもらってた綾照葉樹林文化シンポジウムのやつは回収した。それがこれ

山本太郎&ネパールトライT

山本太郎&ネパールトライT


熊本では、全国に先駆け市民派候補を参院選に擁立する動きが活発だそうだが、そんな機運を宮崎でもと山本太郎トークライブ(無料)というのがあった。当協会の企画するメスカ塾野外体験イベント「ぼくらの道をつくろうZ」(子ども若者の貧困を考えるシンポジウムin去川の方は3/13)と同期してはいるが2月21日(日)。間近。
もう一枚のは、デーンフジオカ風の若者が着用しているチャリT通販(YAH DO!で集約☎0985-31-4800)。アジアに縁を持つ山之内俊夫さんが徒歩with車いすの仲間がカトマンズを目指すイベントを応援するためのTを売りまくるのだ。政治も動きアジアを歩く元気が二枚のフライヤーからはうかがえる。
さて、フライヤーを土産に江平小学校への路地を歩いていると。買物難民風に両手を買物でつらそうなご婦人。つい、持ちましょうと声を掛け、一つ預かると、どうもバランスがもう一つと抱え、ぶらさげながら角を曲がった三階という住居まで随行することになった。席をゆずるといった光景にはなかなか出会わないが、たまたま目前を歩く重荷の隣人にはスムーズに声掛けとサポートができたのは不思議だった。向かいにマンションが建ってから日当たりが悪いという地域問題まで知った。老マンションは一階が駐車場に改造してあるようで、そこまでで良いと遠慮されたが、二階の踊り場に荷は降ろした。大変喜ばれた様子で、朝食のパンと食されるという林檎を一つ頂いて去ったのであった。
 自らが巻き起こした小さなできごとであったが、咄嗟の機転は林檎一個として実を結んだ訳である。長野産であろうか?流通の経費など換算すれば値は付いてゆくことだろう。りんごのうかの農の技は時給としてもはじきだされる。そして、この林檎の終着駅は、ご婦人の食卓ではなく県ボランティア協会の事務所の机の上。お茶中の野海さんの目の前。剥こうかと聞くと胃カメラを思い切り噛んじゃって歯が普通じゃないそうで辞退。入院以来、服薬を辞めたせいで、胃酸逆流が悪化とのことらしい。入院で内臓を療養する長期間が体力低下を招くという誤算のおまけつきだったのの後日談。また、胃の薬再開らしい。彼の身体はまことに正直であるのだ。麻痺とアテトーゼという厄介な反応と付き合い続け奇跡の一人暮らし。12年の幼児期から少年期のリハビリの底力が蓄えられているからこその奇跡の一人暮らし。そんな彼と、川﨑さんと水曜日の午後を過せるのは至福の時間。
 ボランティア協会という居場所につどう我々にとって当初からマイナス金利のボランティア経済は、人が生きて行く生活には時として必要欠くべからざるものではないか。メスカとのルームシェア、協働の一年であったが、この事務所内に自発的ケア空間が確かに広がった。誰かが観ていてくれる、時として手も貸す、そんな気配が流れる状況は換算する必要はないが立派に経済している。本当の経済も、その気配の流れを取り戻せば結構正常に戻る方向があるのでは?

金利下がる

2016年2月10日 at 6:48 PMCategory:お知らせ

「お金つかいなさい」珍妙なお客が野海さん、純子さん相手に無駄話に花が咲く水曜日の夕方。ふうせんバレー大会5/1開催の後援依頼を車で配布した最後に事務所に寄って下さったのはわたぼうし会の財部豊隆さん。首の痛みが引かずチューバッカの風貌。理髪店にも行けぬ有様。すこしチョキチョキすると落ち着きジェームスブラウン風に。省エネのため薄着などとのブロークンはステッキ姿と相まって内田裕也とも自嘲気味。養護学校設置以前の世代なのでポリオが多かったため一クラスに一人二人は障がい者がおったとの証言も昔話のループから飛び出す。小林のありのみ園でしいたけ原木産のしいたけが出回っていた、やや話が食い気に走ったのは自炊の時間が近づいたせいか。もう六時と話を切り上げてお帰りに。茶器の仕舞を率先してやってくれる純子さんにはタブレット保持で学習パワーが宿った様子。メスカ塾生にも名を連ねてITC独学の道も拓けつつある。
さて、年度末もカウントダウンとなり春へ春へと華やぎ気分のイベントが待機中。

大屋さん、芸人さんまるで長屋の花見「さるかわ子どもむら」

大屋さん、芸人さんまるで長屋の花見「さるかわ子どもむら」


テーマが子どもの貧困と重層低音を奏でているため逆方向から光線を当てようと企画に奮闘中なのはかっての県ボラミューズたちのおひとり物部聖子さん。もうふれつば伝説を語り継げる現役は彼女をおいてはいない。その他女性陣が動かすシンポジュウムに載って采配を振るうのは我らの亀さん。余興で力をつけてくれるのはよろずや日本太郎!
裃着用の議員の議論は首都にまかせ、知恵を参加者一体で産んで持ち帰ってもらおうと高岡郷のリサイクル学校を叡智応援の泉に変えてしまうのは必定。いや井戸端と名乗っているのでまだ見えていない黄金水脈に必ず繋がっていることを信じたくなること必定。このほか、2/21、2/28、そして3月13日の大団円にむけネットワーク再興の旗印で三本立てが控えているので引き続き告知をお楽しみに。

メスカ塾告知

2016年2月3日 at 6:22 PMCategory:お知らせ

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ねこ展

2016年2月3日 at 3:55 PMCategory:お知らせ

MYねこ展
 会員の動向が協会事務所に入る。入院したと日南の病院個室からからFACETIMEで報告してくれたのは岩切秀樹さん。病院側も重度の障がい者の入院となると過干渉になりすぎる?対応を経験済みの野海さんも彼の大変さが推察できるようで苦笑いを見せ声を掛けた。年賀状では協会監事の婦人から手術とリハビリで仕事に差し支えそうとご容赦をとの丁寧な文面。婦人ボランティアの草分けリーダーのお一人も懸命な日々のご様子。お二人とも活動でつちかわれた対人関係スキルを大いに発揮されんことを願うばかり。昨年無事退院した納宏子さんは、私生活面での公的ケアの範囲を十分活かし在宅での障がいの老後をくみ上げている。みな自分が編み上げてきた絆をたぐりよせるように高齢期への道をつくっていく。絆は急坂を登るとき引き上げる力となる。そして他者との係わり無くしては絆は編みあがらない。
閑話休題。自宅は猫屋敷と自虐するほどのあり様だが、その姿に癒され、生きて行く喜怒哀楽感のシェアは犬のエネルギシュさ(我が猫屋敷のメス犬の場合)とは対照的でわがまま三昧な分ねこの思考、猫世界の暗黙の掟など謎が好奇心をたきつけるものではないだろうか。今年は障がい者に関する制度上、まず意識改革がクローズアップされるだろう。
紙面で再び連載されはじめた薬物依存者の更生の主たる舞台のDARCも障がい者施設としてやりくりする。今夜のテレビMRTわけもんGTにはダウン症ヘルパー湯川さんが登場するようだ。たしかに障がいを前提に社会参加の窓にはシャッターが降ろされた状態といっても過言ではない。それは高齢化自体が問題化されるのと同じで、あらゆる場面に社会のほうが対応不全を起こしている状況は、想像力と創出力不足で改革が進まなかった結果という段階なのだ。
 そこに、彗星のように新障がい者の登場がみられる。高度な有知識者である自閉傾向の特徴をもつ彼、彼女ら(もちろん難病者へのホスピタリティそしてLGBTと認知されている人達)。それぞれ個性を発揮することで困りながらも社会を活性化してくれている。障がい者が迷惑なんてつぶやきは既にぶっ飛んだ世界2016年もはや節分なのである。
スピード感を発揮して差別禁止法と政策は打たれるが、理解が伴わない限り、個人の危機にとどまらず有機的な補完関係の構築を断ちかねない。ボランティアとて理解への精進を怠れない。そしてますます共生の場の広がりに手だてをしていかなければならない。
 では、発達障害としてくくられる外見上見極めにくい、ポイント的な有能性を秘めたひとたちと共に社会を改良していく方法へと活動のテーマをシフトしなければならない。障がいは医学的見地でラベリングされる現状に、いや同じなんだという呼びかけは声を上げ続けなければ!これまでのように。もし何らかの障がいが見えていてもイクオール。
自身が一番周りに合わせにくく困っている本人から、例えれば「私は猫みたいなところを強く持つ」というカミングアウトを聴きとる時。頼りがいのある対応をとらなければならない。ケースバイケースでのやり方を一緒になって考えてあげなければならない。
 そしてまた、障がいのくくりとは重なるがマイナー認知のままのひきこもりという選択者の存在がケースバイケースの場で、スキルを持つボランティアとして機能している自助グループ層の存在を重視する必要性も決して忘れてはならない。否定や逸脱や競争を止しにして、自らを肯定することで突き抜けて生きる覚醒を得た者らにボランティアのフォースは確かに宿っている。理解の方法の話にもどるが、カンパーバッチが演じたウィキリークス、チューリングの二役は新しい障がいのある人々を主人公として描いた映画であった。歴史的な統合失調症のある人々への対応も含め、我々が正規の発達と断定している領域以外の、隣人が観ているDREAMの中に解決策は隠れていそうなことは大宇宙のことからすれば案外と自明の理である。