目が釘付け 二題

2019年11月6日 at 6:49 PMCategory:お知らせ

宮崎県福祉総合センター本館の廊下の掲示板&県ボラ事務所付近には時々ドキドキが宿る

掲示板に大判のポスターが政策の負の遺産を語る「国立ハンセン氏病資料館・企画展示」を知らせる。また、自由な自己申告リソグラフ常連のアルコール依存自助グループが置いた(置き忘れ?)メッツセージに満たされる。

気持ちに響く言葉たち。1)アルコホーリックにしない方がよいこと。「イネイブラーenabler」という表現がある。言語の英語では「何かを可能にさせる」との意味だが、アルコール依存症の世界では、「本人の飲酒を(結果として)助けてしまっている人」の意味である。後半略、最後のフレーズ:「底をつく」とは、アルコホーリックが身も体もぼろぼろになることではなく、AAの第1のステップにあるように「自分はこのままではどうにもならない。もしかすると飲酒問題を解決する道があるかもしれない」と心のなかにひそかに希望を持つときを指す。家族は本人が底をつく作業の妨害をしてはならない。2)家族が実行してほしいこと全略 3)家族の無力について 全略 4)しないほうがよいことの続き AA日本ニューズレターNO.198 Alcoholics AnonymousP1.2より拾い読み

イネイブラーならないについては夜回り先生談にも聞き覚えが。また、絶望こそ希望という言葉の意味が心のなかにひそかに希望を持つとき「底をつく」プロセスと同じだとこころを鎮めた。

竹内まりや「いのちの唄」

2019年11月6日 at 5:36 PMCategory:お知らせ

UMKギャラリーは駐車場から内側が見通せる。近づくにつれ生駒新一郎代表理事が館内を動いている。UMK本館は土曜午後には閉まっていて気配を察しギャラリードアを開けて迎え入れてくれる数秒の間に「雨」「空」「街」が視界に入る。

由夏ちゃんと奈都子二人展にぎわい以来だった。書の作は野海(同時刻に、南九大キャンパス学園祭のから揚げ屋台の前だった後日談)。

そのまま目を移すと立ち止まり食い入るように魅せる横書きの書と対面した。個人的には手強い女性和田江美子作の表題であった。その後彼女の専売特許のようなジャケット(色鉛筆画)の前では、少し赦されたような気にもなった。

墨にも表れる亜子母の叫びも、江美子のように凛としていた。心の重さを生きることの重厚さに変化させる二人の作品。連れの「菊永恵子さんの跡取り」という歓声もホールに響いた。メディアにも訴えた「風」は坂元創一さん。親御さんの喜びようは・・・と、あわいや渾身の作品展であった。

生きる支えをうむ授業の力

2019年11月6日 at 2:19 PMCategory:お知らせ

残り3コマになった授業。忘れることの大切ささえ確かに在る
考える基礎を授業が生んでくれた
”わたし”の存在が求められている


本を読むきっかけを作って、それを話題に自らの悩みや生きづらさを話し合う機会が必要ではないのか。 亀澤克憲 

みやざきの女性自立支援顕彰事業

2019年10月30日 at 6:01 PMCategory:お知らせ

一般社団法人 みやざき公共・協働研究会の応募要項
1.この顕彰は宮崎県内の女性の自立活躍支援のために活動している団体や女性の働きやすい就労環境の改善を行っている企業、また困難な状況の中、将来に向けて就労、就学、自己研鑽している個人を顕彰します。

6、募集期間 2019年(令和元年)10月10日から11月22日(当日消印有効)

7、①活動の目的および内容が明確であり、将来性・継続性があること②女性の自立活躍支援に基づく活動であること③応募・推薦を裏付ける活動実績※選定にあたり、事務局より電話等にて活動の内容についてお伺いさせていただく場合がありますので、ご協力をお願いします。※選定は「女性の自立活躍のための顕彰事業審査委員会」が行います。

8、スケジュール①団体応募・個人応募審査 2019年(令和元年)12月上旬②顕彰決定通知 2019年(令和元年)12月中旬③顕彰贈呈 2020年(令和2年)1月14日

問い合わせ・申込先 一般社団法人 みやざき公共協働研究会〒880-0001 宮崎市橘通西5丁目6番57号 Tel 0985-55-0500 Fax 0985-55-0501 E-mail  postmaster@miyazaki-pcr.org

ふれ旅エッセイ抜けぬ浮き輪

2019年10月30日 at 3:19 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

和田祥吾さん午睡の背後に現れた超ベテランボランティアの柳田留美子さん。「もういづみの会も閉めざるをえぬ、録音機材も耐用年数を越えすぎた来年を年貢の納め時として、協会とも縁の切れ目ね」朗読に特化した婦人グループを敢然と率いて来た声で。和田との邂逅時のふれあいの旅イン シーガイアには柳田ファミリー総出でプールに一緒に流された大きな記憶が再現される。京都大学で運動部内事故で障害を負った千代森青年に「いっちゃが!」と浮き輪に乗せ柳田父子で回遊させたのは良いが、当時の田中達昭県ボラ会長も動員しても浮き輪が抜けぬプールサイド。

平成31年がひっくり返る13年6月NPO法人としてリニューアルした協会が栄華を極めた頃、その年のふれあいの旅は至近で、黒木耕二実行委員長の夢の実現で夜の懇親会にはウルトラマンショウまでやってきた。

写真:武石秀男(MESC)

バス広告

2019年10月30日 at 2:29 PMCategory:お知らせ

料金
大人5000円 中高生4000円 こども3000円※障がい者の方は3000円となります。

老人の多い真昼のバス通勤で目にした広告。思えば35年前最初のふれあいの旅・鉄道旅からタイムトンネルを抜けると目にする広告。料金に障がいのある人と特記され、参加しやすい令和時代の到来を告げている。

ただし、時間等に余裕のあるボランティア世代自身が高齢少子化の真・バリアに立ち往生な現実。ボランティアとしての価値観を継承し続けてきたアイデアの数々を問われれば放出し、いっしょに可能な旅をひとつひとつ実現するのみ。

ヒントの一例は、各所にボランティア担当兼務の窓口がさりげなく動けることだろう。

事前交流会

2019年10月28日 at 3:52 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

はて、35回ふれあいの旅事前交流会は昨日終える。神武さまパレードの最中、旅の予行で40人ほどの一団は交通公園のコースをめぐり、12月1日((日・二日目)9:00~10:50からの行程豆田の小京都散策を練習した。昼食時には我が3班ではリピーターの参加者愛生園の施設生活者の山崎守さんの食事介助を同行された男性職員から伝授してもらう様子があった。実行委員の純子ちゃんがイケメンと叫んでいた南九州大学からのボランティアもいてくれて、いつもの公立大辻ゼミ生に加え平均年齢は30代を切りそうな勢い。その中の一人をこっちのテーブルに引っ張って来た。当日は都城からの視覚ハンディの男性のアテンドに就くと張り切っていた。山崎さんは自立度は高く、ハサミでおかず類を切ってどんぶりに入れなおしてあげるとOK。都農町出身で妻高では寮生活という紹介もしてくれて、木城町の施設なので親近感は増した。おっと、河野卓也さんというお名前。常連の南さん補佐の裕也さんと似て名前が呼びやすいので、相変わらず注目の的の裕也さんのことも教えておいた。

さて、グループ決め・ペア決め、密にコミュニケーションを!が合言葉の介助体験の説明と公園散策のプログラムも終わり事前交流会は終わる。送迎の待ち時間に今年も親子三人で参加の健太くん(小5)一家が人気の引いたふれあいプラザに残った。健太少年の様子は、動く椅子で遊びすぎ管理室のお姉さんに注意を受けてもまだ、やや興奮気味。窓越しに空きペットボトルが防災倉庫プレハブの上に乗っているのを発見して「あったあ」と喜びを噛みしめていた。今年はボランティアに野球選手学生もいるので投げ合ったかどうかは?だが。暴投してなくして残念だったのが解決したようだ。

書き出しに、事前交流会のトリビアからはじめようとしたのだが。今年のように学生が20名近くボランティア応募してきて心強いのは、かって、ふれあいの翼事業受託で北海道旅行、韓国旅行と精選されたボランティア募集業務をこなしていた遺産なのである。

しかし、ことし35回はふれたびトリビアに1ページが加わった。受付で名簿や参加費領収事務をした由美好さんが「懐かしい笑顔」と今の日本人が失ったアジア的風貌のベトナム国からの留学生の姿があった。イケメンの今風学生に交じって素朴さに秀でたキャラクターはどんな味付けを旅にくわえてくれるのだろうか。では、欠席の10名の方々も含め県内各地から集合場所宮崎県福祉総合センターに6:15受付開始7:00出発の11月30日(土)にお会いしましょう。交流会で司会の和田祥吾&甲斐祐好コンビにうながされ実行委員長あいさつに登場した野海さん。「今年もまたふれあいの旅のきせつとなりました」毎回同じ、しかし昨年は自分が体調不備だったのでひときわ心のこもった挨拶だった。

白杖の母

2019年10月24日 at 7:03 AMCategory:お知らせ

20日の午後、歩きへこたれ強壮にと座すハチミツ店のベンチを行き過ぎる点字ブロック上のひとりの女性。当方の待ち合わせの時間も近いのでつられて東へ。

冷静さを纏う全身。妙にしかも単純に魅かれる。写されているだろう街頭監視カメラには先ほどから新宿神楽坂に出現した身なりはほどほどのややくせ猫背がストーカーの本領を発揮せぬと記録しはじめている多分。すぐに地下鉄入口へとブロックをなぞる段に、にわか映画「フォローミー」のトポルを気取り、さりげなく同乗する。

全盲の方かは知らぬが、スタイルは個性を利発な多血質と演出していて頭はポニーテールにまとめて全身で何かを守っている。それは、前に抱える幼児である。外国人の子育て風に対等なやりとりもあって、向かい合わせになってはいるが、確かに幼児がナビしている節も。風体が見られないのを良いことにトポルからチャップリンにも同化しはじめた追随者。どうかしているぜ。

踊り場をへて、三人はホームに順調に降り立った。そこで便を待つ間、互いにハードだったようで、安全扉のさらに安全なあたりに帯をといて幼児を下した母。孫は一才半ほどのが二人の男・私だから、その幼児がだっこの齢を過ぎているのは分かった。飛び出す力を押しとどめ目的地へ同行させるルーティンであることも飲み込めた。

偶然にも降りる駅も共通していたので、また三人の道行きが大江戸線若松河田駅で繰り返される。ただ、人込みも休日の午後ということで増え、場所柄電動の若者もくるりと身体を回し次のエレベーターへとゆずったりと、都心に暮らすスマートさも見えた。そして別れのシーンは引き継ぎのアテンダントが改札口で迎えまた、前抱きをとかれた幼児が飛び上がって婦人に飛びついてジ・エンド。

今年のふれあいの旅へのエントリーは確認できないでいるが、昨年小学生健太くんがボランティアたちに全身でぶつかっていたことを思い出しひとりごち、3時キャンパス10号館集合に坂を下る間、熱いもののメッツセージを反芻するのであった。

ROOM301

2019年10月24日 at 7:02 AMCategory:お知らせ

一泊¥7,500¥500朝食券を宿泊予約受付開始日に電話したのと、利用経験者永山昌彦PAみやざき代表にアクセスも確認し、備え充分でチェックイン。

交通系ICカード使いを野海さんに見習い¥5000チャージし、それだけをポケットに確かめながらの移動。パッセンジャーを魅了するトウキョウという名のバリアレス空間をさ迷いはじめたのは良いが。最寄りの若松河田町駅・大江戸線はアリの巣のように深く降り登りは大森岳登山である、まるで。

新宿土産

2019年10月23日 at 8:50 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

令和初!のロゴに張り切りが届く。ポスター写真:山田隆司 題字:小島健一朗 とクレジットされたフライヤー

40年前の学生時代には思いもよらなかった、原点回帰の旅は実は心のふるさととしてこれからも磁場であることを思い知った。その磁場で繰り広げられる35回目の祭りの回数からして、ニッポンの福祉の祭り表現史となって全国で繰り広げられている市民性にも気づく。

楽しく!汗かく!「Choo Choo TRAIN(チューチュートレイン) 手話とダンスの♪NPO法人舞はんど舞らいふ の先生方が楽しく教えて下さいます!

南九州大学キャンパスで盛り上がった高千穂からの手話ダンス「パプリカ」の感動も新しい今、〇〇活動が高齢少子化で衰退を早めるのを防ぐ手立てとして動きそのものを取り戻す知恵が百花繚乱。

こちらは、ラテン!から知恵を。表現における、最もベーシックな肉体の信憑性 バイブブレーション、グルーブ コール&レスポンス ダンスシアターego ipseへようこそ

そして、われわれの旅も移動という名のダンスであることを思い知る。27日事前交流会では実行委員のプレゼンに気持ちでレスポンスする参加者たち。それを目撃するボランティアたちにパワーが降りてくる。