ふれ旅エッセイ抜けぬ浮き輪

2019年10月30日 at 3:19 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

和田祥吾さん午睡の背後に現れた超ベテランボランティアの柳田留美子さん。「もういづみの会も閉めざるをえぬ、録音機材も耐用年数を越えすぎた来年を年貢の納め時として、協会とも縁の切れ目ね」朗読に特化した婦人グループを敢然と率いて来た声で。和田との邂逅時のふれあいの旅イン シーガイアには柳田ファミリー総出でプールに一緒に流された大きな記憶が再現される。京都大学で運動部内事故で障害を負った千代森青年に「いっちゃが!」と浮き輪に乗せ柳田父子で回遊させたのは良いが、当時の田中達昭県ボラ会長も動員しても浮き輪が抜けぬプールサイド。

平成31年がひっくり返る13年6月NPO法人としてリニューアルした協会が栄華を極めた頃、その年のふれあいの旅は至近で、黒木耕二実行委員長の夢の実現で夜の懇親会にはウルトラマンショウまでやってきた。

写真:武石秀男(MESC)

バス広告

2019年10月30日 at 2:29 PMCategory:お知らせ

料金
大人5000円 中高生4000円 こども3000円※障がい者の方は3000円となります。

老人の多い真昼のバス通勤で目にした広告。思えば35年前最初のふれあいの旅・鉄道旅からタイムトンネルを抜けると目にする広告。料金に障がいのある人と特記され、参加しやすい令和時代の到来を告げている。

ただし、時間等に余裕のあるボランティア世代自身が高齢少子化の真・バリアに立ち往生な現実。ボランティアとしての価値観を継承し続けてきたアイデアの数々を問われれば放出し、いっしょに可能な旅をひとつひとつ実現するのみ。

ヒントの一例は、各所にボランティア担当兼務の窓口がさりげなく動けることだろう。

事前交流会

2019年10月28日 at 3:52 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

はて、35回ふれあいの旅事前交流会は昨日終える。神武さまパレードの最中、旅の予行で40人ほどの一団は交通公園のコースをめぐり、12月1日((日・二日目)9:00~10:50からの行程豆田の小京都散策を練習した。昼食時には我が3班ではリピーターの参加者愛生園の施設生活者の山崎守さんの食事介助を同行された男性職員から伝授してもらう様子があった。実行委員の純子ちゃんがイケメンと叫んでいた南九州大学からのボランティアもいてくれて、いつもの公立大辻ゼミ生に加え平均年齢は30代を切りそうな勢い。その中の一人をこっちのテーブルに引っ張って来た。当日は都城からの視覚ハンディの男性のアテンドに就くと張り切っていた。山崎さんは自立度は高く、ハサミでおかず類を切ってどんぶりに入れなおしてあげるとOK。都農町出身で妻高では寮生活という紹介もしてくれて、木城町の施設なので親近感は増した。おっと、河野卓也さんというお名前。常連の南さん補佐の裕也さんと似て名前が呼びやすいので、相変わらず注目の的の裕也さんのことも教えておいた。

さて、グループ決め・ペア決め、密にコミュニケーションを!が合言葉の介助体験の説明と公園散策のプログラムも終わり事前交流会は終わる。送迎の待ち時間に今年も親子三人で参加の健太くん(小5)一家が人気の引いたふれあいプラザに残った。健太少年の様子は、動く椅子で遊びすぎ管理室のお姉さんに注意を受けてもまだ、やや興奮気味。窓越しに空きペットボトルが防災倉庫プレハブの上に乗っているのを発見して「あったあ」と喜びを噛みしめていた。今年はボランティアに野球選手学生もいるので投げ合ったかどうかは?だが。暴投してなくして残念だったのが解決したようだ。

書き出しに、事前交流会のトリビアからはじめようとしたのだが。今年のように学生が20名近くボランティア応募してきて心強いのは、かって、ふれあいの翼事業受託で北海道旅行、韓国旅行と精選されたボランティア募集業務をこなしていた遺産なのである。

しかし、ことし35回はふれたびトリビアに1ページが加わった。受付で名簿や参加費領収事務をした由美好さんが「懐かしい笑顔」と今の日本人が失ったアジア的風貌のベトナム国からの留学生の姿があった。イケメンの今風学生に交じって素朴さに秀でたキャラクターはどんな味付けを旅にくわえてくれるのだろうか。では、欠席の10名の方々も含め県内各地から集合場所宮崎県福祉総合センターに6:15受付開始7:00出発の11月30日(土)にお会いしましょう。交流会で司会の和田祥吾&甲斐祐好コンビにうながされ実行委員長あいさつに登場した野海さん。「今年もまたふれあいの旅のきせつとなりました」毎回同じ、しかし昨年は自分が体調不備だったのでひときわ心のこもった挨拶だった。

白杖の母

2019年10月24日 at 7:03 AMCategory:お知らせ

20日の午後、歩きへこたれ強壮にと座すハチミツ店のベンチを行き過ぎる点字ブロック上のひとりの女性。当方の待ち合わせの時間も近いのでつられて東へ。

冷静さを纏う全身。妙にしかも単純に魅かれる。写されているだろう街頭監視カメラには先ほどから新宿神楽坂に出現した身なりはほどほどのややくせ猫背がストーカーの本領を発揮せぬと記録しはじめている多分。すぐに地下鉄入口へとブロックをなぞる段に、にわか映画「フォローミー」のトポルを気取り、さりげなく同乗する。

全盲の方かは知らぬが、スタイルは個性を利発な多血質と演出していて頭はポニーテールにまとめて全身で何かを守っている。それは、前に抱える幼児である。外国人の子育て風に対等なやりとりもあって、向かい合わせになってはいるが、確かに幼児がナビしている節も。風体が見られないのを良いことにトポルからチャップリンにも同化しはじめた追随者。どうかしているぜ。

踊り場をへて、三人はホームに順調に降り立った。そこで便を待つ間、互いにハードだったようで、安全扉のさらに安全なあたりに帯をといて幼児を下した母。孫は一才半ほどのが二人の男・私だから、その幼児がだっこの齢を過ぎているのは分かった。飛び出す力を押しとどめ目的地へ同行させるルーティンであることも飲み込めた。

偶然にも降りる駅も共通していたので、また三人の道行きが大江戸線若松河田駅で繰り返される。ただ、人込みも休日の午後ということで増え、場所柄電動の若者もくるりと身体を回し次のエレベーターへとゆずったりと、都心に暮らすスマートさも見えた。そして別れのシーンは引き継ぎのアテンダントが改札口で迎えまた、前抱きをとかれた幼児が飛び上がって婦人に飛びついてジ・エンド。

今年のふれあいの旅へのエントリーは確認できないでいるが、昨年小学生健太くんがボランティアたちに全身でぶつかっていたことを思い出しひとりごち、3時キャンパス10号館集合に坂を下る間、熱いもののメッツセージを反芻するのであった。

ROOM301

2019年10月24日 at 7:02 AMCategory:お知らせ

一泊¥7,500¥500朝食券を宿泊予約受付開始日に電話したのと、利用経験者永山昌彦PAみやざき代表にアクセスも確認し、備え充分でチェックイン。

交通系ICカード使いを野海さんに見習い¥5000チャージし、それだけをポケットに確かめながらの移動。パッセンジャーを魅了するトウキョウという名のバリアレス空間をさ迷いはじめたのは良いが。最寄りの若松河田町駅・大江戸線はアリの巣のように深く降り登りは大森岳登山である、まるで。

新宿土産

2019年10月23日 at 8:50 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

令和初!のロゴに張り切りが届く。ポスター写真:山田隆司 題字:小島健一朗 とクレジットされたフライヤー

40年前の学生時代には思いもよらなかった、原点回帰の旅は実は心のふるさととしてこれからも磁場であることを思い知った。その磁場で繰り広げられる35回目の祭りの回数からして、ニッポンの福祉の祭り表現史となって全国で繰り広げられている市民性にも気づく。

楽しく!汗かく!「Choo Choo TRAIN(チューチュートレイン) 手話とダンスの♪NPO法人舞はんど舞らいふ の先生方が楽しく教えて下さいます!

南九州大学キャンパスで盛り上がった高千穂からの手話ダンス「パプリカ」の感動も新しい今、〇〇活動が高齢少子化で衰退を早めるのを防ぐ手立てとして動きそのものを取り戻す知恵が百花繚乱。

こちらは、ラテン!から知恵を。表現における、最もベーシックな肉体の信憑性 バイブブレーション、グルーブ コール&レスポンス ダンスシアターego ipseへようこそ

そして、われわれの旅も移動という名のダンスであることを思い知る。27日事前交流会では実行委員のプレゼンに気持ちでレスポンスする参加者たち。それを目撃するボランティアたちにパワーが降りてくる。

野海、大分アミュプラザに現る

2019年10月16日 at 3:38 PMCategory:お知らせ

理解できるまで3週を要したが、遂に野海さんの行動が判明。来年の芸術祭で何らかの仕事を要請されているからだろうが、持ち前の好奇心全開で大分駅までの往復でどんなヒントを得たのだろうか?去る13日㈰にワールドカップラグビーでにぎあう大分まで電車に乗ったふれあいの旅実行委員長。県境を越えスポーツ オブ ハートを味わいに。

ノーベル賞アビジット・バナジー氏、エステール・デュフロ氏 、マイケル・クレマー氏[ストックホルム 14日 ロイター]

2019年10月16日 at 2:19 PMCategory:お知らせ

[ストックホルム 14日 ロイター] – スウェーデン王立科学アカデミーは14日 、2019年のノーベル経済学賞をアビジット・バナジー氏、エステール・デュフロ氏 、マイケル・クレマー氏の3人に授与すると発表した。3人はいずれも米国を拠点とし 、貧困解消について理論よりも実践的な取り組みを優先して、数百万人の子どもを支援 した功績が認められた。 デュフロ氏とバナジー氏はマサチューセッツ工科大学教授。クレマー氏はハーバード大 の教授を務めている。 同アカデミーは、3人の研究成果によって貧困問題が教育や医療といった分野でより細 かく、精密に分解された上で対処できると証明されたと指摘。具体的にインドの学校に おける個別の補習指導や、世界各国政府への予防的医薬品向け支出拡大の呼び掛けなど の取り組みを挙げた。 デュフロ氏は女性で2人目、また46歳と最年少での受賞。記者団の電話インタビュー で「そもそも貧しい人たちが戯画化され、彼らを助けようとする人々でさえ、さまざま な問題が何に根差しているか理解していないという思いが、出発点としてある。われわ れがやろうとしているのは『諸問題を1つ1つに細分化し、できるだけ綿密かつ科学的 に解決する』ということだ」と語った。 また3人は、医療分野で使われている二重盲検法などの「ランダム化比較試験(RTC )」という研究方法をいち早く開発経済学に応用し、漫然と教科書の提供や無料給食を 実施しても効果が少ない一方、本当に手助けが必要な生徒に的を絞った支援をすると、 全体の教育水準が大きく改善することなどをフィールドワークで突き止めた。 バナジー氏は「今回の賞は単にわれわれだけでなく、こうした取り組み全体に贈られた 」と強調した。 インド 給食

http://economics.mit.edu/faculty/banerjee/poor

日田のたそがれ

2019年10月16日 at 2:00 PMCategory:「ふれあいの旅」エッセイ | お知らせ

幹事・山崎の真骨頂は、下見旅行!愛車を駆って慣れ親しんだ熊本経由で、目的地日田はそう遠くはない。土産話のまえに写真だけ届いた。

フライヤーにあるとおり、ふれあいの旅の締め切りは、10月22日(火)。次の週には事前交流会が、10月27日(日)11:00~14:00.宮崎県福祉総合センター本館1階ふれあいプラザ。当日弁当代500円(必要な方)。

なお、参加費は、振込先:宮崎銀行(〆切、11/1(金))もしくは事前交流会時に持参。参加費23,000円 学生17,000円

旧都にて

2019年10月16日 at 11:43 AMCategory:お知らせ

天下一薪能の待ち時間、延岡市ボランティア協会に近い、新市役所南別館の展示を見たのち、cafeで手にしたフライヤーをながめかえす

遠いところの印象が続いていた。がしかし、23回目薪能の手作り客席一新の気合の入る公演にリピーター二人もその深淵なる流れに沿う気分、能体験の境地を感じるのべおか12時間となる。ようやくのことで、高速バスでの入りから時空旅演出のシテとなった、なれた。改築中の内藤記念館の主だった資料は、これも改築中の野口記念館跡地付近に移設してあった。

一番乗りで食した謹製弁当も実行委員会スタッフの詳解付きで、職人さんに口頭でアンケートにも応え好スタート。大貫川たもとの夜は居酒屋に変身する魚屋えびちゃんの生の一杯でバス旅車中の疲れも吹き飛ばしたところ、加藤哲夫「市民の仕事術Ⅰ」の読書で脳の方は回転を速めていたので弁当でのべおかリズムに変調完了。

歴代の藩主の統治図によれば、南の果ての大淀川流域が隣藩とのあわいの地のようで、県都感覚がまるで逆転する。城雪穂の宮崎城物語など読んどかないと、歴史に根がした思考を作れないのだと改めて実感した。そして、エンクロスなど新機軸も発信がはじまった。他の都、都城、日南、そして西都、串間、小林えびのなど旧都の歴史観を一番新しい宮崎に集約してこそ一体感のある市民の仕事は拡充するのだと教えられた野外オペラ・能鑑賞であった。